池上梅園と池上本門寺に行ってきた。


福岡県出身なので、福岡県の県花であるウメにはかなり思い入れがあります。
なので、実は桜の花見はそれほど好きではなく、梅を見るほうが何倍も好きなのです。
桜の花見よりも、梅の花見のほうがこう、何となく品格があるというか。


というわけで、梅のシーズンですから、東京都大田区にある池上梅園に行ってきましたよ。

300本以上の梅が咲き乱れる都内屈指の梅園で、ウメ大好きっ子な私は毎年のように行っています。
ベストシーズンということで、この日はとてもたくさんの来場者が梅を楽しんでいました。
都内でもなかなかこれほどの数の梅が咲き誇っている場所は珍しいですよね。
入園料100円というのも、ものすごく馴染みやすいのです。


斜面上方の展望台から、梅の木々を見下ろしてみる。
紅梅、白梅が入り混じって、見事な美しさです。癒される。


白梅を撮ってみた。
カメラに全然詳しくないので、今まで近寄ったらピントが合わないとばかり思っていたのですが、

『アメトーーク』の「カメラかじってる芸人」の回で、やり方を知りました。
まあでも、自分はこういう写真より、やっぱり雰囲気だけメモ的に撮る写真のほうが好き。

そして池上に行ったからには、日蓮宗の大本山の一つである池上本門寺にも行ってきましたよ。
実は、九州から上京した時に初めて住んだ街が、この池上だったのです。
本門寺のかなり近くに住んでいて、毎年初詣には本門寺に行ってたほど。懐かしい。
関東最古の五重塔、西郷隆盛と勝海舟が江戸城明け渡しの会見を行なった松涛園、力道山の墓など、
境内には結構いろいろな見所があるんです。

個人的に好きなのが、総門から入って本殿へと続く道にある、この階段。
何の変哲もない石段に見えますが、実は加藤清正が寄進したと言われる大田区の文化財。
『妙法蓮華経』見宝塔品第十一の「此経難持」(この経は持ち難し)の96文字にちなみ、96段なんだとか。
つまり法華経を持ち続ける大変さを、石段を登る大変さで表しているというわけです。
そのためこの階段は、「此経難持坂」(じきょうなんじざか)と呼ばれています。
「約100段」と分かりやすいので、トレーニングに利用しているスポーツマンも多いです。


此経難持坂の脇にある早桜。この季節に、満開を迎えていました。
この日はとっても空が晴れ渡っていて、多くの参拝客がカメラを向けていました。

かつて住んでいたので、池上はとっても好きな街です。
好きなお店もたくさんあるので、池上から引っ越した後も何度も訪れています。
特に梅の時期は、真っ先に池上を思い出してしまいますね。

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