韓国の釜山に行ってきた。(6)



韓国の釜山の滞在最終日。朝は海雲台ビーチの西側に突き出た冬柏公園を散策。ジョギングをする人たちの姿がたくさん。先端の灯台に行くと東に海雲台ビーチ、西に広安大橋が見えかなりの絶景です。そして岩場に沿って遊歩道があり、階段や吊り橋などがあってなかなか気分がいいです。海雲台地区に泊まる方は朝の散歩にぴったりかと。


冬柏公園の灯台から見えた広安大橋をタクシーで渡ることに。海雲台から釜山港や繁華街のある南裏洞(ナムポドン)あたりまで向かいます。タクシー代は確か18000ウォン(約1200円)ぐらいだったかと。韓国語は全く分かりませんが、運転手さんが「あれが釜山駅だよ。最近は電車でソウルまで2時間何分ぐらいで行けるんだ」みたいなことを教えてくれました。多分。


光復洞からエスカレーターで登って、龍頭山公園にやってきました。釜山タワーと、韓国の英雄・李舜臣将軍の銅像。李舜臣は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に日本軍の前に立ち塞がった名将で、日本からの戦国武将と激闘を繰り広げました。ここのところ、朝鮮出兵についての本をよく読んでいたので、一度この銅像を見ておきたかったのです。


龍頭山の釜山タワーに登る予定はなかったのですが、一人4000ウォン(約260円)だというし登ってみることに。ところが、これが意外にも絶景なり。120mしかないタワーですが、龍頭山が小ぢんまりしていることもあって、ここまで大都市が360度のパノラマで間近に迫ってくる景色も珍しいです。写真は南東の影島の方角で、左手前に新しいデパート「ロッテワールド釜山」、後方に影島の蓬莱山が見えています。いやあ、登ってよかったなあ。


南浦洞あたりで食べた、15000ウォン(約1000円)ぐらいの鶏の料理。美味しいけど、むちゃくちゃ辛かった…。ついでに、観光客が集まるチャガルチ市場や国際市場、アリラン通りなどにも行ってみましたが、どこも完全に観光客狙いでそこそこの日本語を挟んできたりして、そのあたりは大して面白いところはなかったです。


毎年10月は釜山国際映画祭ということで、釜山の街は映画の話題にあふれていました。映画祭のメイン会場の一つであるPIFF広場のPIFFとは「Pusan International Film Festival」の略称なんだそうです。PIFF広場にはいろんな映画人の手形があって、国際的映画監督となったビートたけしの手形も。

というわけで、他にもいろいろと視察したり巡ったりして、釜山港国際ターミナルから再び高速船ビートルで福岡の博多港へと戻りました。九州の人はこうやって簡単に外国に行けるのだから、私も九州在住の時はもっと行っておけばよかったなあと思います。いろんな発見があったなー。またぜひ行ける機会があればいいな。

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