北京に行ってきた。(2)



ホテルの朝食は、日本ならばパン食かごはんか、中国ならばパンか炒飯か麺類かというように、洋式か自国式かを自由に選べるビュッフェ形式になっていることが多いですが、今回滞在したホテルでは、洋式、中華に加えてモンゴル式が選べるコーナーがありました。モンゴル食担当のシェフもいるのです。でもあまり人気ないみたいで、たまにチェックに来るモンゴルシェフは寂しげに並べ替えたりしてました。まあぶっちゃけ、食べ慣れない味でした。


これも北京観光の定番スポットですが、瑠璃廠(ルーリーチャン)に行く。明や清の頃の科挙の時代から、筆や硯や墨などの書にまつわる道具を扱う店が建ち並ぶエリアです。別に書をたしなむわけではないですが、子どもの印鑑を作ってあげることに。印鑑と言っても、書に押したりする落款印で、まあ記念的に。石と字体を選んで字を伝えれば、30分~1時間で掘ってくれます。石はピンからキリまでで、とりあえず一番安い30元のやつを選び、掘る作業も全部含めて90元で作りました。ちなみに書は縦書きだと右から書いていくので、横並びの落款を作ると字は右→左の順になります。「左→右がいいなあ」と説明して紙にも書いたのに、律儀に右→左にしやがりました。まあいいや。


落款院を作ってもらってる間、天安門から南に伸びる前門大街から入った珠市口あたりで昼食に炒飯と中国茶を食べました。醤油味の炒飯が、なんか樽みたいな入れ物に大量に入って出てきた。どこの店も、炒飯はだいたい美味しいんだよなー。


その日の夜は、北京にお住まいの日本の某自治体駐在員のご家族と、小龍包の人気店で会食。日本にも展開している有名店ですが、ファミレス化した有名店だと子どもたちが行っても安心ですね。ちなみにこの店、小龍包はもちろんですが、デザートに注文したかき氷がとにかく美味しかったです。杏仁豆腐のやつと、マンゴーのやつ。


最近やたらと発展しまくっている、国貿周辺にも行きました。ここは比較的新しく登場した建外SOHO東区というエリア。気温が40度ぐらいなので、噴水はとても涼しげ。日本でもおなじみのファーストフードやコンビニが集まっています。


北京の大型書店の一コーナー。これ、一見するとエロ漫画コーナーのように見えますが、実を言うとこれ全部、「漫画の描き方」「イラストの描き方」の本なのです。漫画家、イラストレーター志望者向けのコーナーなのですが、もう完全に画風が日本化していますよね…。ということは、日本の作風はこれからも中国には比較的容易に受け入れられていくのかもしれません。


最終日の夕食は、包子(肉まん)の名店へ。実は名店と知らず、何度もこの前を取っていたのですが、たまたま行った後に実は北京ではものすごく有名な店なのだと知りました。いろんな種類の包子があり、お粥もついて30元だったかな。おかゆがついてくることを知らず、子どものためにお粥を別に注文したから、お粥が2個あるという…。しかもお粥はすごくマズかった。でも肉まんはとっても美味しかったです。中国に来てから餃子や肉まんや小龍包ばっかり食べてる気がしますが、全然飽きないんですよねー。

というわけで、かなり長期間の中国滞在から日本に帰国しました。上海や北京の郊外にも積極的に出かけましたが、大したトラブルもなくてよかったです。上海や北京ならば、日本からは大して遠くないので、また行く機会があればいいなーと思います。


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