黒川温泉に行ってみた。


全国的に屈指の人気を集めている、熊本県の黒川温泉に行ってきました。

もともと寂れた山奥の温泉地だった黒川温泉は、20年近く前からの取り組みで、1990年代には九州内では別府や由布院などの有名温泉地を押さえて何年も1位を獲得し続けていました。そして2002年頃になって全国的にも有名になっていきました。

実は九州出身の私は、お恥ずかしながら行ったことがなく、「いつでも行けるや」と思っているうちに東京に出てしまい、行けずじまい。ようやく機会を得て、訪れることができました。

黒川温泉「山の宿・新明館」
泊まったのは、黒川温泉の大改革の牽引者である「観光カリスマ百選」の一人でもある後藤哲也氏が経営する「山の宿 新明館」。黒川温泉ブームはこの旅館が発端だったそうです。川のせせらぎと雑木林の緑でとっても癒されます。

黒川温泉「新明館」岩風呂への道
新明館は裏手が崖でものすごく細長く狭い敷地内に建っているのですが、その中に素敵な世界観を作っています。黒川温泉を有名にした洞窟風呂はその一つ。後藤氏が10年かけて掘り続けたそうです。この写真はその洞窟風呂に至る道。よく見ると「この遊歩道はニワトリ優先です」って書いてありますよ。

黒川温泉を歩いてみる
黒川温泉は1,200円の入湯手形というものを買うと、黒川温泉の中の全24軒の旅館の露天風呂にいろいろと入ることができます。この手形が評判で、先月に200万個を突破したそうですよ。僕も買ってみて、いろんな旅館に行ってみました。囲炉裏のある旅館、足湯のある旅館、川沿いの露天のある旅館など、様々楽しめて時間を忘れてしまいます。浴衣で歩く若い人も多く、とてもいい雰囲気の集落です。

黒川温泉「新明館」 囲炉裏の部屋で朝ごはん
囲炉裏のお部屋で夕食と朝食。魚や肉、野菜や牛乳など、ほとんどが熊本産の地産地消。夕食の肥後牛、また囲炉裏で焼いた川魚も本当に美味しかったです。この写真は朝ごはんです。美味しかった~。

黒川温泉「新明館」 風の湯
朝早く起きたので、またいろんな露天風呂に入りまくってしまいました(写真は「風の湯」という露天風呂。誰もいないうちに撮ってみました)。朝風呂はほんと気持ちいいですね。

ということで、黒川温泉を満喫してきましたが、まだまだたくさん魅力がありそうです。露天風呂に全部入ったわけではないし。また機会を作って行きたいと思います。素朴な山村の雰囲気が、本当に気に入ってしまいました。噂に違わぬ名湯なり。

やっぱり九州はよかですね。


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