熊本の黒川温泉に一泊し、翌日は大分県側に抜けることにしました。
どうやら大分の九重町に昨年、日本で最も大きくて高い巨大な吊り橋がオープンしたというのを聞かされて、行ってみることにしました。
九重夢大吊橋。確かにデカい!予想以上に景色が素晴らしかったです。滝なんか見下ろせたり。行ってよかった!
さて、以前から「今まで最も印象に残った温泉は?」などという話になる時に、ほとんどの人が有名な温泉地を挙げる中、僕はよく「壁湯温泉という温泉…」と言って、周囲から「ハァ?」と言われていました。
小学生の頃に父親に何度か連れて行かれた記憶があり、強烈にその風景を覚えているのですが、どの温泉好きの人からも「そんな温泉知らない」「実在するのか?」「記憶違いじゃないの?」と言われていました。
夢大吊橋の近くに同名の温泉があることが路上マップで判明。恐らく小学生の頃の記憶のある温泉はそこだろうと思い、行ってみることにしました。
ここです、ここ。見覚えがあります。川沿いの崖を、階段でテクテクと降りていきます。すると、小さな旅館があります。そこからさらに川に向かって降りてみると…
壁湯だー。真ん中に石の通路があって、左側が川。右側は崖の中に小さな温泉があります。石の通路の向こう側が脱衣場。こんな形の温泉、たぶん他に無いですよね。もうホントに「自然が作った温泉」という感じです。
ちょっと離れて見るとこんな感じ。あの崖の中の穴ぽこが壁湯温泉です。かなりぬるめで気持ちが良くて、川のせせらぎを間近で聞きながら、時間を忘れて40分ぐらい入ってしまいました。ぬるいと言っても、後で服を着た後がポカポカ暖かいという不思議な温泉。これはやっぱり記憶に残ります。
入浴料は300円。旅館の方に「タオルとか何も持ってきてないんですが…」と言うと、快く無料で貸してくれました。
というわけで、想い出にあった温泉に再来することができ、とても嬉しかったです。やっぱ九州は最高ちゃね。
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