[ポルトガル篇] ロカ岬に行ってきた。


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ポルトガルのシントラ(Sintra)から車を走らせること約40分、写真でよく見る場所に近づいてきましたよ。眼下に大西洋の広がるこの場所は……。

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そう、ここはロカ岬(Cabo da Roca)。北緯38度47分、西経9度30分の位置にあるご存知、ユーラシア大陸最西端の岬です。極東日本の人間にとっては、この最果ての地はかなり感慨深い場所でもあります。

リスボンから西に20kmほどという日帰りの距離ですが、バスを乗り継がなければならないこととバスの本数が少ないことで、リスボンに来たのに行くのを断念するという人も多い様子。ただ、車だとかなりあっという間です。駐車場はバスのターミナルのそばに無料で停められます。休日はどれぐらい混むか分かりませんが、この日は余裕で停められました。

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石碑には、ポルトガルを代表する詩人ルイス・デ・カモンイス(Luiz Vaz de Camoes)が叙事詩『ウズ・ルジアダス』(Os Lusiadas)の中でロカ岬を表現した一節「ここに地終わり海始まる」(Aqui…Onde a terra acaba e o mar comeca)が刻まれています。

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観光案内所では有料でユーラシア大陸最西端到達証明書を日付や名前入りで発行してもらえます。記念に欲しい方はぜひ申し込んでみては。

ちなみにそういうのは比較的どうでもいい僕は、ここでもパステル・デ・ナタを食べてのんびり。

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ロカ岬には灯台も建っています。その先はめちゃくちゃ切り立った崖で、しかも手すりなどもないテキトーさなので自己責任。落ちないように歩いて下さいね。

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灯台側から見たロカ岬はこんな感じ。写真では伝わりにくいかもしれませんが、かなり足がすくむほどの高さです。強風や豪雨だと大変そうなので、もしかしたら過去に何人も落ちてるんじゃないだろうか。

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灯台よりもさらに北側はこんな感じ。このあたりでは18世紀のスペイン継承戦争でフランス海軍とオランダ海軍による海上戦争が起こりましたが、そんな歴史を今日も荒い波しぶきの音が奏でてくれるかのよう。

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さて、ロカ岬から次の地へ走る途中に、来る時にふと気になった道路沿いのリストランテに寄って、ランチを取ることに。テキトーに注文したこのバカリャウ(干し鱈)の蒸し料理みたいなやつ、なんだこれめちゃくちゃ美味い!

後でtripadvisorを見たら結構評判が良い店だった様子。Refugio da Rocaというお店です。車は道を挟んだ車4台分ほどの広場に停められました。ポルトガル国内でいろいろ食べたバカリャウ料理の中で、これが一番美味かった。


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