[ポルトガル篇] ポルトガルでのレンタカーの話。


さて最近は外国でもレンタカーをよく借りますが、今回のポルトガルもレンタカーを借りて回りました。海外でのレンタカーについては読者の皆さんからの質問が非常に多いので、ポルトガルでのレンタカーの話をまとめておきたいと思います。ヨーロッパ全体が基本的に似ていますが、とりあえずポルトガルでの話だということを念頭にお読み下さい。

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ヨーロッパでレンタカーを借りる時はいつもRentelcars.comを利用します。日本語で利用できますし、世界中の国の様々なレンタカー会社を網羅していて、最安値や車種などを比較検討できます。また車種の説明で「スーツケースは大◯個、小◯個」と収納の大きさを図解してくれているのがかなり助かります。空港で借りるのが一番スムーズですが、今回は最初のホテルに近かったリスボン市街地のEuropcar Lisboa -Aluguer de Carros。

用意するものは国際免許証と日本の運転免許証(国際免許証はただの自国免許の翻訳書に過ぎないので、必ず日本での運転免許証も所持。国際免許証の取り方はこちら)と申し込み時のクレジットカード。今回は保険のフルパック加入と、外付けGPS(カーナビ)をオプションで。

ヨーロッパでは基本的にはマニュアル車の貸し出しだから、オートマ車の場合は前もって予約しないといけません。この日は6日間の貸し出しでオートマ車だと32000円ぐらい、マニュアル車だと8000円ぐらいと破格の違いですが、いつも日本でもAT車なので迷わずオートマ車で。毎回、返却日の返却時間は閉店時間ぐらいの遅めに予約しておいて、都合のいい時間に返しています。

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ガソリンスタンドは基本的にセルフ。高速道路でのサービスエリアでもセルフスタンドです。お金やカードを入れずにガソリンを入れたら、その横にあるコンビニのような店のレジで「何番のスタンドで入れたよ」と報告してお会計。

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ちなみにレンタカーを借りる時点で、燃料の種類はチェックしておきます。今回はタンクの蓋にディーゼル(DIESEL)の表記があって、レンタカー屋さんも説明してくれたので間違うことはないのですが……

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実際に入れようとすると、DIESEL無い!

別のスタンドで入れていた他のお客さんに声をかけて教えてもらいました。確か、一番左のSimplesだったような……。すみません忘れました。必ず事前に調べるか現地で聞いてみるかして確かめておいて下さい。

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さて、高速道路の料金所ですが、緑地に白字の「V」のレーンがありますよね。これが日本でいうETCで、それ以外は現金払いのレーンです。レーンの数を見る限りでは、日本以上にETCの普及率はあるような感じがします。

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で、ETCレーンの緑のV字は、上部と道路上に書かれています。日本だと時速20km以下で通過しろなどと言われますが、ポルトガルは時速60kmで通過OK。ゲートもありません。それ以上の速さだと左右がぶつかっちゃいそうなので60kmぐらいが無難な速度です。

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そして、実は今回初めてでものすごく便利だったのが、このETCの課金搭載機がすでにレンタカーにつけられていて、使った高速料金は全てクレジットカードでレンタカー代と共に後払いできること。毎回ユーロの貨幣や紙幣に慣れなくて料金所でもたついていたので、今回はものすごく快適でした。日本のレンタカーもこうなればいいのに!

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さて、以前にイタリアに行った際にはどの都市もがっちがちに進入禁止や路駐禁止が厳しかったのに比べて、ポルトガルは首都リスボンであってもかなりテキトーな感じ。ばんばん路駐してます。駐車チケットが必要なところは他のヨーロッパの国と同じく路上のチケット機で買いますが、見るとあまりチケット買ってる人がいない感じですかね……。

ただいつ取り締まりがあるか分からないので、買いましょう。料金は書いてあって、リスボン中心街でも2時間で1ユーロとかそんな程度。それぐらいの貨幣を入れると「何時まででいいか?」とデジタル表示されるので、OKなら緑色のボタンを押します。NOなら赤色。緑色のボタンを押すと、チケットが発行されます。

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チケットが発行されたら、駐車した車のダッシュボードに見えやすいように置きます。何時まで停められますよ、という時刻が書かれてあるので、この時間までは取り締まられないというわけです。これはヨーロッパの他の国も大体同じかと。

周囲の車がチケットを買ってないからといって油断しないように、きちんと駐車チケットは買っておきましょう。そしてダッシュボードに置くのを忘れないように。


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