ポルトガル東部の城塞都市エルヴァス（Elvas）から、スペイン国境に沿うように車で南下すること1時間余、次の目的地が見えてきました。標高332mの丘の上に見えてきたのは……。
「ポルトガルの中で最も美しい村」と呼ばれているという、モンサラーシュ（Monsaraz）！
モンサラーシュの城壁の南西側に突き出た塁壁部分やその下一帯が駐車場になっており、車で来た人も十分に停めることができるでしょう。そして、目の前には教会がありますが、後ろを振り返ってみると……。
うわー、なんという絶景！大きな湖が広がっていますが、これはポルトガルとスペインを隔てるグアディアナ川の一部で、要するに向こう岸はスペインということになります。こんな辺境まで来ちゃいましたか。
モンサラーシュの中心となる、ノッサ・セニョーラ・ダ・ラゴア教会（Igreja de Nossa Senhora da Lagoa）。
教会前の広場。帰国後に知ったんですが、ここがエステーの「消臭力」のCMで西川貴教とミゲル君とさくらまやが踊ってた場所だったんですね……。知らなかった！
教会広場から南に１分ほど歩くだけで到着する、モンサラーシュ城（Castelo de Monsaraz）。ポルトガルの旗がはためいています。そして城内は無料で開放されているのですが、入ってみると……。
中は闘技場（Arena）！ 規模こそ小さいですが、スペインやイタリアの城ではよく見たもののポルトガルの城では今まで全く見なかったので、とても新鮮に感じます。やっぱりスペインに近くて、カスティーリャ領有時代に作られたのかなあ。
残念ながら旗の立っていた砦の上は閉まっていて登れませんでしたが、闘技上の周囲の城壁はぐるりと歩くことができます。
そしてその城壁からの眺めの、なんと美しいこと。あまりに気持ちよくて、しばらくの間ここで眺望を楽しんでしまいました。
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