なんとなく思い立って、『料理の鉄人』でフレンチの鉄人として登場していたシェフ・坂井宏行氏の『ボクは料理長、ときどき鉄人』という本を読みました。坂井シェフの自伝なのですが、かなり面白くて一気に読んでしまいました。
フレンチの修行をしにオーストラリアに密航する話、また本場フランスでの修行経験がないからと酷評するグルメライターとの確執など、いろいろと過酷な半生が描かれています。『料理の鉄人』の放送終了後に出版された本ですが、番組に関しては一部に留まり、安易にブームに乗っからずきちんと自伝として作られているのが素晴らしいです。もう10年も前の本なんだなあ…。また『料理の鉄人』を観たくなってきた。
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