ベリンツォーナからヌフェネン峠を越えてヴァレー州に入り、到着したのはヴァレー州の州都・シオン(Sion)。ほぼノープランだった今回のスイス旅行で唯一、事前に行こうと決めていた街がここ。BSの何かの紀行番組を観ていた時に出てきて、いつか行きたいなと思っていたのです。
ローヌ川に沿って高速道路9号線を西に進んできてシオン東(Shion-est)インターチェンジで降りて約1分、市街地中央に地下駐車場への入口があります。下のGoogleMapの到着地参照。かなり大きな地下駐車場で、地上に出ると眼前に大きな崖がドーン。この時はまだ、後でこの上に上ることになるとは知らず…。
シオンのメインストリートとも言えるグラン・ボン通り。午前中に青空市が開かれているらしく、昼過ぎのこの時間には全体的に撤収作業に入っていました。このグランボン通りの途中で、右側に時計台のある商工会議所が見えてきますが…。
右折するとシャトー通り(Rue des Chateaux)という小道があります。文字通り「お城への道」なのですが、本当にこの道が?と思うほど小さな道でつい見逃してしまうかもです。
シャトー通りをずっと東へと登りながら進んでいくと…
見えました、シオンのシンボル的存在、トゥルビヨン城(Chateau de Tourbillon)! 大きな岩山の上に長い城壁とともに築かれているお城です。そしてシオンは2つのお城が並び建っていることで有名。トゥルビヨン城が北側、そして反対側の南側を見ると…
こちらの高台に建っているのはヴァレール城。教会を併設している城で、現在はヴァレー州歴史博物館となっています。着工時代はこちらのほうが古いのだとか。
高いところにあるトゥールビヨン城。6歳長男は事前にネットで見ていたのですが、実際に見てみたら意外に険峻な岩山で唖然。この写真でも伝わりにくいですが、かなりの急坂を登っていく必要があります。
でも長男は果敢に登り始めました。事前に登ることを知っていたということもありますが、「岩がゴツゴツしててなんか楽しそう」と興味を持った様子。
すでにシャトー通りを登りきった時点で、シオン市街地よりは少し高台にあります。
もうすでに序盤からいい眺め。
南のヴァレール城のほうが低い位置にあるのですが、今このあたりでちょうど同じぐらいの高さかな。下に見えている駐車場が登城のスタート地点です。
さて、まずは見上げたところに見える、あの城門を目指すことにしましょう。けっこうな急勾配の石段を上っていきますよ。
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