[鎌倉篇] 鶴岡八幡宮と鎌倉宮



鎌倉と言ったらやっぱり鶴岡八幡宮。

鎌倉幕府の際には鎌倉の街づくりの中心に据えられたほどで、
鎌倉の街並みは鶴岡八幡宮を抜きにしては語れません。
鎌倉幕府3代将軍・源実朝が暗殺されたのもこの階段と言われています。


鶴岡八幡宮は鎌倉の中でも屈指の紅葉の名所。

特に柳原神池の周辺の紅葉は鮮やかで、たくさんの観光客が写真に収めていました。


鶴岡八幡宮に行くと個人的に必ず併せて参拝するのが、境内にある白旗神社。

白旗というと平氏の赤旗に対した源氏の旗として有名ですが、
その名のとおり、源氏の頭領である源頼朝や源実朝が祀られています。
何といっても、うちの弘中家も実は源氏なので。
白旗神社は他にも、源氏の支配の及んだ相模国(神奈川県)一帯に散在しています。


少し離れたところにある、源頼朝の墓。

600年以上も続く武家政権の世を築き上げた、日本史には欠かせない人物。
頼朝と言えば大河ドラマ『平清盛』では岡田将生、『義経』では中井貴一が演じていましたが、
個人的には、『偉人の来る部屋』で篠井英介が演じていた源頼朝も印象に残ってます。


源頼朝の墓の近くには、鎌倉幕府創立に尽力した功臣・大江広元の墓もあります。

もう大江広元と言えば、『義経』で演じた松尾貴史の顔しか浮かんできません。


鎌倉宮にも行ってきました。

後醍醐天皇の皇子である護良親王を祭神として祀っている神社です。
ここもまた、紅葉が美しい場所。

護良親王は、建武の親政を成し遂げた父・後醍醐天皇が足利尊氏と対立した際に、
足利直義(足利尊氏の弟)らによって捕えられて処刑されました。
鎌倉宮の土手に、護良親王が幽閉されていたとされる土牢が公開されています。
後醍醐天皇と共に武家から天皇の政治を実現した護良親王の功績を讃えて、
明治時代に明治天皇が造営を命じたのがこの鎌倉宮なのです。

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