一流の饗応事情、『ホテルオークラ総料理長の美食帖』


ホテルオークラの総料理長を務めた根岸規雄氏の著作、
『ホテルオークラ総料理長の美食帖』を読みました。
根岸氏が厨房にいた頃の話だけではなく、ホテルオークラの料理の歴史もつづられていて、
ホテルオークラの品格がどのように保たれてきたかがよく分かります。
オークラ料理の顔とも言えるローストビーフや世界一のフレンチトーストなど、
世界を唸らせる料理はどうやって生まれたのか、
そんな秘話についつい引き込まれてしまいます。
また根岸氏が食べ歩いた海外のレストランの良い料理の話なども多くあり、
皇族や海外のVIPに認められるための料理の回顧録など、
一流の商品を開発するためのヒントがいろいろと見つかる本でした。


『ホテルオークラ 総料理長の美食帖』(根岸規雄氏著/新潮社)


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