「歴史発想源/富国の融雪・札幌開拓篇 〜島義勇の章〜」、kindle版が登場!


毎日土曜日に配信中の『ビジネス発想源 Special』で連載中の「歴史発想源」。またまた、電子書籍版の新作がAmazonのKindleストアにて登場します。

今回のタイトルは、『歴史発想源/富国の融雪・札幌開拓篇 〜島義勇の章〜』です。

今回の主人公は、幕末期の佐賀藩士・島義勇(しま よしたけ)です。

島義勇といえば、歴史の教科書や参考書などでは、「江藤新平らと共に佐賀の乱を起こして、処刑された人」という記述で「反乱者」というイメージの強い人も多いですが、実際にはとてつもない偉業を主導した天才的な逸材でした。

早くから北海道の国防的意義に気づいていた佐賀藩主・鍋島直正(なべしま なおまさ)の命を受けて蝦夷地の調査を行なって『入北記』にまとめ、誰よりも蝦夷地に詳しくなったために明治維新後は北海道の開拓使判官として、何もなかった荒野に五州第一の大都市を作る基盤を築き上げ、それが後に現在の札幌市の雛形になっています。

佐賀の乱ではやむなく佐賀藩士らに首領として擁立させられましたが、札幌では島判官は神のように崇められており、また故郷佐賀でも最近は「佐賀七賢人」の一人として佐賀城下に銅像が建てられるなど、歴史的評価が大きく高まってきています。

北海道の発展を夢見てその構想を実現化していく島義勇の手腕を見ると、現代ビジネスにおける経営改善のポイントがいろいろと見えてくるのではないでしょうか。ぜひぜひご活用ください。


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