以前から話題になっている福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」というページ。
改めてみると、担当者の問題解決力の凄さが分かります。
「覚え違いタイトル集」とは、利用者からの「こんな本を探している」というリクエストから、
題名がうろ覚えだったり勘違いだったりしているものに対して、
「もしかしてこれが答えではないか?」というものを公開しているものです。
それの一つひとつが、「なぜこのヒントだけで分かったんだ!?」というすごい読解力。
一例を挙げると、
【Q】「ぼくの世界を人が歩く」ラジオで紹介されていた本
【A】『ぼくのせかいをひとまわり』
【Q】『美しい日本語』という題名の、著者は女性で「山本」か「山」で始まる姓の人の本
【A】『美人の日本語』(山下景子/著)
【Q】新美南吉の なんとかのおおどろぼうたち
【A】『花のき村と盗人たち』(新美南吉/作)
【Q】防衛大学の中谷昇(なかやのぼる)氏の「今だから…(なんとか)…」という本
【A】『誰も書けなかった防衛省の真実』(中谷元/著)
(ちなみに、「なかたにげん」氏は元防衛庁長官)
【Q】『秘密の関係』という本。ネズミと女の子が出てくる。
【A】『ないしょのおともだち』(ビバリー・ドノフリオ/作)
【Q】『ヴィンセントの孫娘』クローデル・著。小川洋子さんのラジオで出てきた。
【A】『リンさんの小さな子』(フィリップ・クローデル/著)
【Q】ディズニーで99%のアルバイトがなんとかという本
【A】『9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方』
【Q】田んぼの中にタガメがいる
【A】『誰がために鐘は鳴る』(ヘミングウェイ/著)
もうとにかくすごいです。
サービス業の人は見習いたい応対力ですね!
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