新春ドラマ『知られざる志士 山田顕義物語』


今年1月2日にTBSで『知られざる幕末の志士 山田顕義物語』というドラマを15:30から放送していました。長州萩の松下村塾出身で明治維新に貢献し、岩倉使節団の一員となって海外を視察し、日本初の司法大臣になった志士・山田顕義を、青年期はジャニーズの山田涼介が、晩年期は渡哲也が演じていました。さらにナビゲーター役の船越英一郎と中井美穂が顕義ゆかりの萩市などを訪れるドキュメンタリーパートもあって、丁寧な作りになっていて結構面白かったです。

でも、ここまできちんとした歴史ドラマを、どうして新春の15:30という時間帯にやってるんだろ…と最初に思ったのですが、観始めてみると、スポンサーが日本大学でした。日本大学の前身は山田顕義が創設した日本法律学校。日本大学創立123周年記念ということで全面協力して創られたドラマでした。だから船越英一郎や中井美穂など、日本大学出身のタレントや俳優がいっぱい出てたのかっ。何という大学プロモーションビデオ…。来年の大河ドラマの『八重の桜』の同志社大学に対抗したのかな。
山田顕義物語と言いながら、大半は松下村塾で志を見つけるまでの青年期で、あとは日本法律学校を作って終わりという話でしたが、そうか、大学のCMだったら高校生ぐらい相手だから上京するまでぐらいでいいよな。でも、こういうスポンサードの形はなかなかいいですね。

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