意外すぎる抱腹絶倒のソロライブ、『アンジャッシュ児島一哉「タンピン」』


いやー、これは久々に凄いものをみたような感覚です。
昔から、お笑いコンビ・アンジャッシュ(児嶋一哉・渡部建)のコントが好きなんです。
ずっと観ていた『爆笑オンエアバトル』でも第5代チャンピオンに輝いた実力者で、
最近は両者ともバラエティ番組でよく見るようになりました。
で、アンジャッシュのファンの間では、
「アンジャッシュ児島一哉のソロライブが面白すぎる。実は児嶋はすごい」
という評価が飛び交っているようで、ものすごく気になっていたので、
そのDVDを買ってみることに。

アンジャッシュの二人。左が児嶋一哉、右が渡部建。
アンジャッシュって、二人の掛け合いによる「すれ違いコント」が持ち味ですよね。
で、渡部建はトークの技術も話題の豊富さも優れていてトーク番組に引っ張りだこで、
児嶋一哉はその後ろで、すべり芸やいじられ役といった「じゃないほう芸人」的なイメージじゃないですか。
二人だから成り立つ「すれ違いコント」なのに一人でやって、
しかも児嶋一哉のほうがソロライブなんて、どんなグダグダなんだ?と思いきや…
見事に予想を裏切られました。
練り込まれた、めちゃくちゃ面白いライブだったのです。本当に驚きです。
「楽屋」「待ち合わせ」「おぼえてない…」「クラブで愚痴」
「軍隊」「教室にて」「HOTEL」といったコントと、ブリッジ(幕間の映像)ですが、
それぞれがもちろん面白い上に(はずれが一つもなかった)、
それぞれがバラバラなようで、実はこっそり密接につながっていたりします。
そして何より、児嶋一哉ってすごい演技力なんだな、って思いました。
演技力がなければ面白さが成立しないコントが多いので。
実は児嶋一哉は、NHKの大河ドラマにも朝の連続テレビ小説にも出演してるんですよね。
アンジャッシュの安定した面白さは、児嶋一哉の演技力が大きいのだと改めて思いました。
作・演出も児嶋一哉本人によるものだそうで、すごい才能に触れた感覚です。
ちなみにソロライブは今まだこの1回だけなのだとか。またぜひやってもらいたいです。
いやあ、これはすごい。
これを見た人は絶対、
「タイタイタイタイ、タイタニック!」ってやりたくなります。
(実際、家内もさっそくやってました)

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