地方から世界に羽ばたくブランド力、『逆境経営』


本日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、
海外にも広く展開している人気大吟醸ブランド「獺祭」を製造している
山口県岩国市の旭酒造の桜井博志社長の著作『逆境経営』です。
「獺祭」というとお酒ファンなら知らない人はいないほどの人気ブランド銘柄で、
最近では東京に直営のバーができたりフランスのパリに直営店ができたりと、
海外にまでその名が知れ渡る名酒です。
その「獺祭」をいかにして生み出したのか、ということを経営の観念から述べている本です。
以前に書いていた『厳島戦記』という歴史物語で、
岩国の領主だった弘中隆包が守護代として赴任した広島の西条に酒造のノウハウを伝える、
というシーンがこっそりあるのですが、
岩国は昔から、実は名酒の多い土地柄だったりします。
その中でもどん尻だった同社がトップ銘柄を生み出す発想の中には、
これからの地方企業の飛躍のヒントがたくさん見つかります。


『逆境経営』(桜井博志氏著/ダイヤモンド社)


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