クリエイター魂を見直す名著中の名著、『横井軍平ゲーム館』


2日間にわたって『ビジネス発想源』で取り上げた本は、
私が仕事場の本棚の取りやすい場所に置いて日頃から何度も読み返しているほどの愛読書、
ゲームクリエイター横井軍平氏の著作『横井軍平ゲーム館』です。
横井軍平氏は、花札やトランプのカード会社だった任天堂において初の開発部員となり、
ゲームウォッチ、ワイルドガンマン、ゲームボーイなど数多くのヒット商品を作り上げて、
任天堂を世界的企業に押し上げた影の立役者として知られる、伝説的クリエイター。
ファミコンでも蚊帳の外ではなく、あの十字コントローラーを生み出したり、
あのイジェクトボタンをつけたりと、横井イズムはあちこちに見られます。
私もかつてゲーム業界にいたので、横井氏の考え方はとても人生の指標になっています。
ゲームとは最先端の技術ではなくアイデア。
任天堂が最先端技術に負けて業績が悪くなるたびに、横井氏の名前が必ず浮上しますが、
横井氏のアイデアの根底には、これからの日本の製造業の発展のヒントが
多大に隠れていると思っています。ぜひ繰り返し読んでほしい名著です。


横井軍平ゲーム館 RETURNS(横井軍平氏著/フィルムアート社


コメント