プロの現場の過酷さと感動、『ウルトラマンになった男』


映画『ウルトラマンサーガ』を観てウルトラシリーズにとっても興味が湧いてきたので、
まずは『ウルトラマンになった男』という本を読んでみて、
5月15日の『ビジネス発想源』でもその内容をご紹介しました。
1966年に放送され社会現象を巻き起こした『ウルトラマン』で、
実際にウルトラマンに入ってスーツアクターを務めた俳優・古谷敏氏の著作。
『ウルトラマン』の撮影現場での意識や葛藤などが詳しく書かれています。
もともと東宝ニューフェースで俳優として入社した古谷敏氏が、
顔を出せない主人公を演じる、という俳優としての葛藤がとても生々しいです。
しかし、ヒット作を生むためにどのような意識で臨まなければならなかったのか、
子どもたちの夢を背負うということはどういうことだったのか、
そんなプロフェッショナルの意気込みが感じられます。
プロの現場ではどのような心でいなければならないかが、よく分かる一冊でした。


『ウルトラマンになった男』(古谷敏氏著/小学館)


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