[ポルトガル篇] スペインとの国境まで行ってきた。


スペイン国境付近のモンサラーシュ(Monsaraz)の村から、次に向かうのはエヴォラ(Evora)です。

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エヴォラでホテルを予約してあるのですが、モンサラーシュを出る時にまだ夕方5時台ですごく明るく、しかもGoogleMap先生で調べるとエヴォラまで車で1時間程度とのこと。思ったより早く着くなあ……と思いながらモンサラーシュの村から車を走らせ始めた直後、ふとこのモンサラーシュの丘から見た湖の景色を思い出しました。

あそこに架かっている橋を渡ってみたいな、と。いや、もうそれだったらスペインとの国境を見に行ってみたいな、と。それで急遽行き先を変更して、あの湖を渡ることにしました。車の運転中は写真がないのですが、モンサラーシュの城を見ながらの湖の景色は、それはそれは美しかったです。

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モンサラーシュから車を走らせること約30分、湖を越えてついにスペイン国境へ到着! ……とは言っても、この「ESPANA」のユーロ式標識が立っているだけで、あとは一直線の道が続いて何もないんですけど。ちなみに標識の右側に石柱が見えていますが……

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これは片側にポルトガル、片側にスペインと書いている国境を示す道標でした。有刺鉄線もありますが、これは国境というよりも単純にこの牧草地帯の持ち主の境目かと。

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スペインの国境を越えると、標識はスペイン語になり、制限速度もスペインのものへと変わります。この先のスペインの小さな街ビジャヌエバ・デル・フレスノ(Villanueva del Fresno)まで車を走らせましたが、ほぼ一直線で特に何もなかったです。

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国境付近を見渡すと、道路以外はもうずっと広大な牧草地隊が広がっている感じ。シェンゲン協定のあるヨーロッパでは、国境は日本でいう都道府県の境ぐらいの感覚なのかもしれません。

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さきほどの石柱とは逆側の路傍にも、同じように各国の面を持つ石柱が建てられていました。

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今度はスペイン側からポルトガルを見た様子。こちらも「PORTUGAL」表記の後に、ポルトガルの制限速度に変わる標識がありました。国境を示すものはこの標識と石柱以外には何もないのですが、でも何か感慨深いものがあって、ちょっとこの辺でうろうろしてました。

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さて、この国境に行く途中にスペイン方面、エヴォラ方面、モウラン(Mourao)方面への分岐となるロータリーの中に……

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なんだかカッコイイ城の模型があって、あまりによくできているので降りて写真を撮りまくってしまいました。これ、その時にはどこの城をモデルにしているのか分からなかったのですが、さっきこの辺りのGoogleMapの航空写真を見て、この西のモウランの街にあるモウラン城(Castelo de Mourao)の模型だと分かりました。確かにモウラン城もカッコ良さそうな湖畔の城だったので、今度来る時は行ってみたいです。


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