「時音の宿 湯主一條」に行ってきた。



宮城県白石市の鎌先温泉にある温泉旅館「時音の宿 湯主一條」に行ってきました。もう何度も泊まりに行っている大好きな旅館で、第二十代当主の一條達也社長を「発想源ライブプレミアム」の特別講師にお招きしたほど。東北地方に行く時にはいつも泊まりに行っています。大正年間の宮大工の建築技術が結集している歴史ある木造本館は、東日本大震災の揺れにもびくともしなかったそうです。


「湯主一條」には2つのスイートルームがあり、以前に「一條スイート」に宿泊したことがあるのですが、今回はもう1つのスイートである「湯主スイート」に泊まってみることに。「一條スイート」に泊まった時もあまりに快適過ぎて部屋から出なかったぐらいなのですが、このお部屋もとても快適。まったりと時間が過ごせます。実際、この2つのスイートルームは何度も繰り返し泊まられる愛好家のお客様は多くて、いつもスイートから埋まっていくほどなんだそうですよ。


毎週火曜日は、アイリッシュハープやバイオリンなどによる宿泊者向けのミニコンサートが開催されています。以前から気になっていて、宿泊する曜日が違っていてまだ参加したことがなかったのですが、今回は偶然火曜日に泊まったのでようやく参加することができました。海外の美しい曲、日本の馴染みの曲などを、奏者の先生の歌声や解説も交えながら聞けます。アイリッシュハープって、グランドハープなどよりも歴史が古い楽器なんだそうですよ。とても美しい音色です。


「湯主一條」は数々の旅行サイトのお客様アンケートで何度も東北1位や上位を何度も獲得されているほど人気の温泉旅館ですが、接客サービスの高さに加えて、お料理の美味しさも人気の的。夕食の前菜からなんとも美しくとてつもなく美味しいです。よくいつ行っても同じ料理しか出てこない旅館がありますが、「湯主一條」は何度もリピートされるお客様が多いので、そんなお客様をも毎回唸らせるお料理のクオリティの高さはとにかくすごいです。いやあ、ほんと美味しい。


夕食でお肉かお魚が選べますが、私が毎回選んでしまうのがお肉。仙台牛のステーキが出てきます。毎回これがとにかく楽しみ。でも、さらに宮城野ポークのしゃぶしゃぶなど、美味しい料理がどんどん出てきます。ちなみに食事は部屋ではなく、木造本館の中にある個室料亭「匠庵」にて頂きます。


スイートルームには室内に温泉がついているのが特徴。すぐそこに温泉があるから、部屋に入ってはお風呂、起きてはお風呂、食事から戻ってはお風呂、仕事が一段落してはお風呂と、頻繁にお風呂に入ってしまいます。ほんとに幸せな時間を過ごせるので、スイートの愛好者が多いのはうなずけます。


朝食もとにかく美味しくて、普段は朝食をあまり食べない私でも、「湯主一條」ではいつもごはんをけろりとおかわりしてしまうほど。今回、料理長さんがご挨拶に来て下さったので、ここぞとばかりに美味しい離乳食の作り方をお聞きしましたよ。


ロビーラウンジ「都路里」。夜はとっても雰囲気の良いバーに様変わりします。今回は一條社長と久々の再会でしたので、夜遅くまでカクテルを飲みながらいろいろなお話を伺いました。先月12月31日に、フジテレビの「景気回復テレビ」という特番で「湯主一條」の東日本大震災後の奮闘が特集されていましたが、東北地方の観光低迷が懸念される中、「湯主一條」は営業再開後も常に満室に近い客室稼働率が続いているそうです。本当に多くのお客様に愛されている温泉旅館なのだなあ…とひしひしと感じました。
というわけで、毎回行くたびに勉強になる「湯主一條」、また伺いたいと思います。今回もとっても楽しかったです。それにしても、自分のお気に入りの常宿があるというのは、心が豊かになりますね。

コメント