街の魅力を江戸時代の風景で魅せる、『辰巳八景絵画展』


江東区木場にある深川ギャザリアで展示されている『辰巳八景絵画展』が、なかなか興味深いです。

この深川地区を題材に多くの歴史小説を残している直木賞作家・山本一力氏の著作『辰巳八景』を題材に、
多くの時代小説の挿絵や装画を手がけるイラストレーターの村田涼平氏が書き下ろした8点が、
ギャラリーに展示され、無料で閲覧することができます。
ギャラリーは深川ギャザリアの屋外の回廊にあり、徒歩圏内に2つに分かれています。
南ギャラリーには、門前仲町の富岡八幡宮の一の鳥居を描いた『仲町の夜雨』、
架橋直後の永代橋を描いた『永代橋帰帆』、今は無き永代寺の鐘楼を描く『永代寺晩鐘』、
当時の木置場近辺、現在の木場5丁目付近を描いた『木場の落雁』の4作が展示。
このうち『仲町の夜雨』が、山本一力氏の新作『千両かんばん』の表紙に採用され、
それを記念して今回の絵画展の開催に至ったのだとか。

徒歩1分ほど離れた北ギャラリーには、桜咲く大横川を描いた『佃町の晴嵐』、
木場の窓から隅田川を眺めた『洲崎の秋月』、門前仲町の火の見櫓が迫る『やぐら下の夕照』、
現在の牡丹1丁目付近の石置場の冬を描く『石場の暮雪』の4作品が展示されています。

深川ギャザリアの1階では、『辰巳八景』に関連する資料が
パネル展示と共に、大画面テレビで放送されています。
ちなみにこの「辰巳八景絵画展」のパンフレットには、これらの8作品と共に、
江戸時代の古地図が載っており、それぞれの舞台の推定場所が書かれています。
その地図を見ると、深川地区は今と違ってもっと運河が入り組んでいて、
木置き場なども広く設置されている様子が分かります。
こういう形で、地元の魅力を紹介するという企画もいいですねー。

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