無錫の三国城に行ってきた。(2)



無錫の三国城に来ています。あちこちに砦などが再現され、さらにそこに様々な攻城兵器が展示されるなど、『三国志』が大好きな人なら「おぉ~」と感嘆してしまうようなオブジェがあちこちにあります。ちなみに赤壁の戦いの頃は曹操はまだ魏国を建国しておらず漢の丞相の地位にいたので、曹操陣営の黄色い旗は「漢」と書かれています。


太湖に作られた曹营水旱寨と曹操官船。赤壁の戦いの際に曹操が乗っていた軍船ですね。漢の旗がはためいています。官船までは橋でつながっていて、船の中はショップになっています。この頃、入場時に突然降っていた雨が上がり、恐ろしいほどの湿気と熱気に。


曹操官船を前方から観た様子。前方から撮影するとこのように、きちんと船の形になっているんですね。大きいなあ。


そして曹操官船から小高い山に向かって赤壁桟道が続きます。岩の壁には「赤壁」の文字が見えますよね。この裏には虎牢関とはまた別の演技城があり、定時間おきに劉備・関羽・張飛の三英雄が活躍する舞台をやっています。

赤壁桟道を登りきると、古城壁に。万里の長城のような長い城壁が続いています。城を守るというのはこんな感じなのかなー、という気分に浸れます。そして太湖の眺めがとってもいいです。

『三国志演義』の有名なシーン、七星壇。曹操との決戦を前に、火計を有利に進めるために、劉備軍の軍師・諸葛孔明が東南の風を吹かせる祈祷を行なうシーンです。剣を手にして天に祈る諸葛孔明の銅像も置かれています。この銅像も数年前まではなかったらしい最近のものらしいです。


七星壇の諸葛孔明像の位置から見た太湖の様子。いい眺め。このように七星壇はけっこう高台に立っているので、とても風も心地がいいです。ぜひここで、諸葛亮と一緒に東南の風を祈ってみて下さい。


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