福岡タワーに行ってきた。


福岡市に行ってきたので、シーサイドももちにある福岡タワーに登って来ましたよ。

福岡タワーは1989年のアジア太平洋博覧会(よかトピア)の時に建設された福岡のシンボルですが、
福岡県出身でアジア太平洋博覧会にも3回ぐらい行ったというのに、長い行列がイヤで結局登らず、
その後も福岡出張時などに何度か行ってみるもなぜか休館日だったりで、
実は今回が初めての福岡タワー入館だったりします。

地下鉄西新駅から伸びる、通称「サザエさん通り」から見た福岡タワー。
もう見飽きたほど何回も近くには行ったはずなのに、まだ登ったことがなかったなんて。


福岡タワー1階から上部を見上げてみる。

ちなみに福岡タワーは、テレビの通信電波塔として機能しており、
すぐ横にはRKB毎日放送の本社もあります。


もうアジア太平洋博覧会から20年以上経ってるし、この日は平日だし、

ほとんど人がいないだろうなーと思っていたら、めちゃくちゃ多かったです。ぎっしり。
でもこの日の展望台にいたのは、ほとんどが中国・韓国・タイからの外国人観光客でした。
アジア圏からの観光客たちの有名な観光スポットになっているんですね。知らなかった!


最近、全国各地に「恋人の聖地」というのが認定されていっていますが、

福岡タワーも福岡で初めて認定されたらしく、ハート型のオブジェがあり、
その周囲には「誓いのフェンス」があって、専用の「愛鍵」がびっしりと吊るされています。
個人的にいいなと思ったのは、左に移っている小さな丸テーブル。
これ、オブジェを囲むカップルが自分たちを写すために、デジカメを置けるテーブルです。
観光地で撮影スポットは多々あれど、こういう配慮はあまり見ないですよね。


そして同じく感心したのは、福岡タワーの外にあるこのカメラ型のオブジェ。

これ、上部にスマートフォンを置いて、黄色の足跡の位置に立つと、
福岡タワーを背景に自分たちを自分撮りできる、というための台なんですね。
しかも、裏側に回るとスマホのカメラ画面を確認できる窓があって、とにかく便利。
福岡タワーはこういう「撮影のための配慮」がいろいろとあって、かなり感心しました。
こういう配慮が、20年以上経っても人気が衰えない福岡タワーの強さなのかもしれません。


サザエさん通りの途中に西新1号緑地、通称「磯野広場」があり、

「サザエさん発案の地」の碑が設置されています。
サザエさんの原作者である長谷川町子先生が福岡県出身であるのは、有名な話。
長谷川町子先生は西新に住んでおり、かつては海岸線であったこのあたりを散策しながら、
サザエやカツオなど海にまつわる磯野家の登場人物たちを発案した、と
長谷川先生の自伝的エッセイ『サザエさんうちあけ話』でも描かれています。

実をいうと福岡タワーに行ったのは偶然で、ももち地区に来た本当の目的は、福岡市博物館。
来年のNHJ大河ドラマが『軍師官兵衛』に決定し、主人公の黒田官兵衛がその基礎を築いた
黒田福岡藩の福岡市の観光が来年に盛り上がるのは間違いないと思いますが、
その黒田藩にまつわる歴史的資料が多く所蔵されているのが、この福岡市博物館なのです。
現在、来年の大河に備えてか半分を改装中で、入館料は100円でした。楽しかった!
福岡で出土した「漢倭奴国王」の字で有名な金印、
また黒田家家臣の母里友信が福島正則から手渡された天下三名槍の一つ「日本号」などが
展示されており、間近で見ることができます。
ちなみに、「酒は呑め呑め、呑むならば~」の歌詞で知られる「黒田節」に登場する
「日の本一のこの槍」というのは、この日本号のことです。

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