[ポルトガル篇] ポルトに行ってきた。(3)歴史地区


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ポルトガル第二の都市ポルト(Porto)で、ユネスコの世界遺産にも登録されているポルト歴史地区を歩いています。

ちなみにもう午後7時を過ぎたというのに、この明るさ。この季節のポルトガルは午後9時頃になってようやく暗くなり始めるぐらいに夜が遅く、この時間帯に夕食を取ろうとするとだいたいどの店も空いてます。1日が長いから、なにか時間を得した感じがします。

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若者のお店が立ち並ぶフローレス通りを通っていたら、趣のある建物があったのでカメラに撮ったところ、あとで地図を見たらミスエリコルディア教会(Igreja Misericordia)という歴史ある建物でした。

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大行列ができていたクレープ屋さんがあって、二回目通った時にたまたまたくさんお客さんが出て行った時だったので、試しに食べてみる。シンプルなやつを注文したのに、美味い!

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エンリケ航海王子広場(Praca Infante Dom Henrique)。ボルサ宮の前に広がる広場で、ジョアン1世の子でポルトガルの大航海時代到来のきっかけを作ったエンリケ航海王子の銅像が建っています。ドウロ川を指差す王子の姿、かっこいいですねー。

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エンリケ航海王子広場のあたりから急坂の裏路地を登っていたら、ポルト大聖堂の裏手に出てきました。こうやってましたから見る大聖堂もなかなか味がありますね。

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海外旅行に行った時には必ず、スーパーマーケットに寄ります。さすがポートワインを生んだポルトガル、ワインがめちゃくちゃ安いです。1本1ユーロとか、日本のミネラルウォーター並みのものもズラリ。フランスとはまた違った感じの品揃えで、見ていて楽しいです。お土産に何本か買ったのですが、ワイン類は荷物が重くなるのでほどほどに。

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ポルトガルのリストランテでやたらその料理を見かける、バカリャウ(Bacalhau)。干しタラのことらしいのですが、一般的にもこうやって売ってあるのかあ。日本でいう塩干の干物みたいな感じなのかな。でもあの大きさで10ユーロだったら、日本で鰻1パックぐらいの値段ですよね。

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ようやく陽が落ちてきた、ドウロ川の夕景。アラビタ橋と両岸の街灯が美しく光っています。この日は雲ひとつない快晴で、夕焼けが本当に美しかった。

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ホテル近くの地元民しか行かないようなリストランテを見つけて入ってみたら、メニューも手書きのポルトガル語のものしかなく、ギャンブルだなと思って悩んでいると、唯一僕と同レベルの英単語なら分かるような若い男の店員さんがいて「日本から来たの? なんかの写真で見たけど、一度日本に行って京都の大通りを歩くのが夢なんだよね!」みたいな感じのことを言いながら親しく応対してくれました。

で、一つ一つ料理を説明してもお互いなかなか分からないので「お勧めはこれ。これがベストメニュー。ベストチョイス!」と勧めてくれたので注文した料理がこれ。なんだよこの肉と貝の料理……と期待せずに食べたら、これが抜群に美味い!

汚い手書きのメニューは「Carne de Porco Alentejana」と書いてあることが判明。スマホの検索アプリだと「アレンテージョ地方の豚肉」という意味。あとでガイドブックを見ると、「豚肉とアサリのアレンテージョ風」というポルトガルの有名な郷土料理なんだそうです。北のポルトに来たのに、南のアレンテージョ地方の料理食べちゃったのか。でもこれは今回の旅で1、2番を争う印象的な美味しさでした。


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