今月フィンランドに行ってきたのですが、
フィンランドに観光する日本人の中には、2006年に上映された映画『かもめ食堂』を観て
初めてフィンランドに興味を持ったので行った、という人が多いようですね。
僕はその名前だけは聞いたことがある程度だったのですが、
フィンランド行きの飛行機の中で公開されていたので、観ることができました。
何この映画、めちゃくちゃ面白いじゃないか！
フィンランドの首都ヘルシンキで小林聡美が一人で営んでいる日本食のかもめ食堂に、
片桐はいりともたいまさこが妙な縁で集まる、というゆるりとした映画。
…と事前には知っていて、予告編などを見てももちろんそう見えるので、
最初はその説明にも予告編にも全く興味がなかったのですが、
実際に観てみると、確かにその通りなのに、かなり面白かったです。
まあ、好き嫌いがかなり分かれる映画かなー。
オールフィンランドロケの映画なので、フィンランドの各地が作中に出てきて、
かもめ食堂自体も実際にkahvila Suomi（カハヴィラスオミ）という実在の店で撮られていて、
今ではこの店も日本人観光客があふれる有名な観光スポットの一つになっています。
事前に聞いたり調べたりしてみると「そんなに面白いか？」とインパクトに欠けるのに、
実際に体験してみると、なぜだか思いっきりハマり込んでしまって、
で、他の人にその魅力を語るとやっぱり言葉ではなかなか言い表せない…。
そんな、フィンランドという国そのものを物語るような映画でした。
そういうフィンランドとの相性がばっちりとマッチした映画なんだろうなあ。
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