歴史物語『門司戦記 ~雷雲の陣~』、開幕!


Timestage Mailmagazine」にて、
歴史物語『門司戦記 ~雷雲の陣~』を実験的に連載させて頂くことになりました。
一昨年まで実験的に書かせて頂いていた『厳島戦記』の実質的続編にあたり、
現在の福岡県北九州市で起こった「門司城の戦い」が舞台になります。

前回の『厳島戦記』で描かれていたのは、1555年に起こった「厳島の戦い」で、
安芸国(=広島県)の山奥の小さな勢力だった毛利元就が、
大勢力を築いていた周防国(=山口県)の大内氏の主力軍を厳島で壊滅させる話でした。
その後わずか2年ほどで、毛利元就は大国の大内氏を滅ぼして山口県を手に入れます。
これでようやく、背後の脅威だった出雲国(=島根県)の尼子氏を攻められると思いきや、
山口県まで勢力を伸ばしたことで、豊後国(=大分県)を中心に
九州最大の勢力を誇る大友義鎮(=後の大友宗麟)と隣接することになり、
その境界である関門海峡で起こった激突が、「門司城の戦い」です。
つまり、中国代表と九州代表の決闘みたいなものです。
「門司城の戦い」自体は、既に1559年には始まっていて、
毛利元就の三男・小早川隆景が、大友義鎮軍から門司城を奪っています。
『門司戦記』は、その2年後の1561年から話が始まります。
門司城奪還のために大分県から3万を超える大友軍の大軍勢がやって来て、
さらにポルトガル船の大砲まで持ち出して、世界初の艦砲射撃戦略を強行します。
いわば「第二次門司城の戦い」とも言うべき部分の物語なのですが、
その激闘によって、ある人物の運命を淡々と綴っていこうと思います。
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