不屈の戦士の物語、『黄金のバンタムを破った男』


フジテレビで放送された『「黄金のバンタム」を破った男 ~ファイティング原田物語』を観ました。
往年の名ボクシング選手、ファイティング原田の波乱の戦歴はとてもドラマティックなので、
題材としてとても面白く観ることができました。
ただ、冒頭で原作者の百田尚樹氏が出てきて、面白い部分を全部あらかじめしゃべってしまうのと、
何かこう全体的にフジテレビらしくないというかテレ朝のドラマっぽい感じがしたので、
どことなく違和感というか変な感じを受けました。なんだろ、このモヤモヤ。
変に昭和らしさを出そうとしたのかな。
あと、タイトルがアレなんで、最後の試合は誰もがもう簡単に結果が分かるという。
同じく百田作品のボクシング小説『ボックス!』の映画版で主役を演じた市原隼人が
今作でも主人公のファイティング原田を演じていました。

このドラマが、百田作品の初めてのテレビ地上波での映像化作品なんだそうですね。意外。

出光佐三ファンなので『海賊と呼ばれた男』のドラマ化が観たいなあ。


『「黄金のバンタム」を破った男』(百田尚樹氏著/PHP文庫)


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