旧芝離宮恩賜庭園に行ってきた。



JR浜松町駅の裏手にある、旧芝離宮恩賜庭園に行ってきました。

以前に事務所が芝公園にあって、徒歩圏内だったからずっと気になっていたのですが、
まだ一度も行ったことがなく、今回ようやく行くことができました。
JR浜松町駅からだと徒歩でたった1分、地下鉄大門駅からでも3分ぐらいで着きます。


芝公園は、江戸時代に大久保忠朝の屋敷に作られたいわゆる大名庭園で、

その後に紀州徳川家、有栖川宮家と時の権力者に次々と所有権が移っていった庭園。
文化財保護法によって、国の「名勝」に指定されています。
とはいっても、庭園としての名勝という感じよりも、
浜松町や芝のビル群との調和による、都会と自然の融合という感じの景色です。


日本庭園は行けの中に蓬莱山と呼ばれる中島があることが多いですが、

芝離宮ももちろん蓬莱山があり、2つの橋から渡ることができます。
これは東側の木橋。


庭園の東側には高台があって、そこから庭園を眺めると、

世界貿易センタービルや東京タワーなども庭園越しに見ることができます。

芝離宮で個人的に好きなのが、大きな石を使って水路に架けられた橋の数々。
これは独特の形の石を平らにして橋にした、鯛橋。


富士山のような築山。

階段があって登ることができ、その頂からの庭園の眺めもまたなかなか格別です。


蓬莱山に渡るもう一つの橋、西湖の堤。

西湖というのは中国の杭州にある景勝地の湖で、江戸時代は風光明媚の代名詞だったとか。
その西湖の蘇堤を模して作られた石造りの堤で、橋として渡ることができます。
芝離宮はけっこう小ぢんまりとした庭園ですので、
羽田空港に行ったりする時などに浜松町あたりで時間がちょっとあれば、
ぐるりと回ってみるのもいいと思います。空港へのモノレールもすぐそこです。

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