小浜城に行ってきた。



福井県小浜市にある小浜城に行ってきましたよ。

小浜市は、若狭湾に面するいわゆる嶺南地域にある地域で、かつては京都の台所として栄えたところ。
小浜城は江戸時代に京極高次によって着工され、その後に入封し小浜藩主となった酒井忠勝が完成させたお城。
若狭湾の眺望から雲浜城との別称もあります。
で、小浜城の本丸跡には坂井忠勝を祀る小濵神社が建てられていますが、
小浜城自体はその横に天守台の石垣が残っているのみで、特にこれといって何もないです。
ただ、天守台には登ることができ、城があった頃の城下町を俯瞰するイメージを感じることができますよ。


小濵城の築城を始めた戦国武将・京極高次の正室は、お初こと常高院。

姉の茶々こと淀殿、妹のお江こと崇源院、そしてお初は浅井長政とお市の方の三姉妹です。
ちょうど昨年、NHKで『江~姫たちの何とか』という大河ドラマを放送していたので、
市内のあちこちでお初を用いた町おこしの様子を見ることができます。
これはJR小浜駅前のパネルで、顔の部分を開けて自分の顔を入れて記念撮影ができます。


「御食国若狭おばま食文化館」の1階は食に関する展示コーナーになっているのですが、

かつての四季の食事や菓子、全国の雑煮の違いなどが細かく展示されていて、なかなか面白いです。
御食国(みけつくに)とは、平安時代頃まで皇室に農産物を貢いでいた国を指す言葉で、若狭国もその一つ。
現在の小浜市は「御食国」という言葉で地域おこしを行なっています。

海岸沿いには、乳首丸出しの人魚の像2体が座したマーメードテラスがあります。
小浜市は八百比丘尼伝説でも町おこしをしているようで、駅にも人魚が載ったポストがありました。
ちなみに2007年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『ちりとてちん』は、
貫地谷しほりが演じる主役の和田喜代美が小浜市出身という設定で、小浜市の多くの場所がロケ地に。
それらの場所に、このような立て看板が立っています。

夜は、小浜市在住の方にお寿司が美味しい店を教えてもらったので、食べに行きました。
小浜市と言えばやっぱりお魚です。
そして鯖街道の起点ということで焼き鯖寿司も有名で、お土産にたくさん買って帰りましたよ。
原発自粛によっていっそう経済が激変している嶺南地方ですが、まだまだいろんな魅力が隠れている様子。
またゆっくり行ってみたいです。

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