中国の上海に行ってきた。(7)



ちょっと郊外へ。日本人をはじめ世界中の人が集まっているイメージのある上海ですが、ほんのちょっと中心地から外れると、もう現地の人しか会わないような場所になります。そんな場所では、もう簡単な英単語すら通じません。中国語も英語も全く話せない私ですが、そういう場所に行った時にようやく「ああ、外国だなー」と感じることができます。


通りがかった公園に設置されていた文字盤。「樹立社会主義栄辱観」と書かれてありますね。いわゆる「八栄八恥」の名で知られている、中国人民が規範とすべき「8つのやるべきこと」と「8つのやっちゃいけないこと」です。「祖国を熱愛することは栄誉であり、祖国に危害することは恥辱である」に始まり、「苦行にも奮闘することは栄誉であり、堕落し淫楽することは恥辱である」に終わっています。多分、の超意訳。


下町の古本屋。手前の15元と書かれた上の紙袋の中に入った、『三国志演義』『西遊記』『水滸伝』『紅楼夢』の「四大奇書絵本セット」(子供向け)がかなり欲しかったんですが、4冊セットは重くて荷物にも入りそうにないので断念。中国語は全く分かりませんが、絵本は楽しそうですね。もしかしたら外国語の勉強は、現地の絵本から入るのがいいかもしれない。


さらに郊外に行きますよー。この辺りは新興住宅街で、ごちゃごちゃしていなくてきちんと区画整理が進んでいる地域でした。水路も直線に作られ、街路もしっかりあります。静かで気持ちがいいなー。


住宅街の中にあった、肉まん屋さん。現地の人にどんどん売れていました。肉まん大好きっ子なので、つい買ってしまう。野菜まんが1.2元(約15円)、肉まんが1.5元(約20円)です。両方買う。メニューが上方にある上に英語も通じないのでオーダー大変だったけど。「上から2つ目の肉まんを1個」と頼んだら「おー、分かったよー」と2個来たり。でも美味しかったー。中国は漢字文化だから、手元に紙とペンがあれば何とかなるもんです。


現地のスーパーの卵売場。日本のように白い卵が特売コーナーに積み上げられているのとは違い、こちらでは緑色の卵とか点々模様の卵とか、いろんな卵がいろんなパックに入っているのが普通のようですね…。独特な色をしているなあ。


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