料理対決の饗宴再び、『アイアンシェフ』


1990年代に人気を博したフジテレビの料理番組『料理の鉄人』が、装いも新たに『アイアンシェフ』としてスタートしました。実は『料理の鉄人』は放送第1回から観ていたほど大好きだった番組。13年ぶりとはいえ、変わらぬ面白さで見入ってしまいました。
進行役の主宰・鹿賀丈史の存在感が圧倒的でしたが、今回その役を受け継いだのは玉木宏。最初に鹿賀丈史の墓の前からシュールな始まり方。2002年の特番で、鹿賀丈史を追悼して本木雅弘が2代目主宰に就任していましたが、本木版は無かったことになってるのかな。
そして誰もが気になるのは新しい鉄人ことアイアンシェフ。ネット上では「川越・園山・もこみちか?」などという憶測も飛んでいましたが、和の鉄人は湯島の「くろぎ」の黒木純氏、中華の鉄人は「臥龍居」の脇屋友詞氏、フレンチの鉄人は「ジュエル・ロブション」の須賀洋介氏が登場しました。全体的に若い人選で素晴らしい。

さらに初回は前作の和の鉄人・道馬六三郎の愛弟子である宮永賢一氏、前作の中華の鉄人・陳建一氏の愛息・陳建太郎氏が挑戦者としてキッチンスタジアムに登場。前作との世代交代を思わせる戦いの内容がとても面白かったです。
今後どのような対戦が続いていくのか、とても楽しみです。そう言えば、アイアンシェフで思い出したんですけど、かつてNHKで放送された、鉄人陳建一氏の父親で日本に四川料理を普及させた陳建民氏の夫妻を描いた『麻婆豆腐の女房』というドラマはとっても面白かったですよ。

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