吉田郡山城に行ってきた



「発想源トークライブ2010/大阪会場」の日、島根県から広島経由で大阪に向かったのですが、その途中で安芸高田市にある吉田郡山城に寄りました。吉田郡山城は毛利元就など毛利一族が拠点とした山城で、今でも日本100名城に挙げられるほど歴史ファンには名高い城跡です。実は初めて行ったので、本当に感動。民俗資料館でいろいろとお土産を買いました。


吉田郡山城中腹にある、毛利元就の長男・毛利隆元の墓。二人の弟、吉川元春や小早川隆景の陰に隠れて地味な隆元ですが、実は隆元が死ぬと毛利家が突然財政難に陥るなど、隆元は陰でかなりの内政力を持っており、私もとても注目している戦国武将の一人です。


そして中国地方の覇者・毛利元就の墓もあります。この日も若い女性が参拝に来ていたほどで、最近は歴女の歴史ブームだなあと感じました。NHK大河ドラマ『毛利元就』が放送された時は、それはもうたくさんの観光客が訪れたんだそうですよ。来た時はものすごい霧だったので本丸は登れないなと思っていたら、突然快晴になり、「頂上まで片道25分」とのことで、さぞ景色もいいだろうということで登ってみることにしました。


毛利元就の墓のすぐ前にある、「百万一心」の石碑。百万一心とは毛利家の家訓のような言葉ですが、石碑の字をよく見ると漢字が「一日一力一心」と分解されています。つまり「一人一人が毎日心を合わせれば大きな力になる」という意味の団結力を表した言葉なのです。


そして、時間がないので「片道25分」のところを15分程度で駆け上がった、吉田郡山城の本丸!景色とか何も見えない…。でも、山一つを丸ごと要塞化した遺構はかなりカッコよかったです。そう言えば、二の丸で野生のイノシシが現れてビックリしました。


そして清神社や三矢訓などいくつかの毛利元就関連の史蹟をいろいろ巡ったのですが、全く見落としてしまいがちなところに毛利元就の銅像が!知らんかった。毛利元就の居館跡が少年自然の家の中にあるのですが、それを見に駐車場に停めたら偶然見つけたのです。駐車場の中にあるなんて!

Timestage Blogで『厳島戦記』という歴史物語を連載しているのですが、その一番初めのシーンが「吉田郡山城の戦い」で、その戦の様子が実際に現地に立ってみると本陣の場所や合戦地などを肌で感じることができてとても感動したりしました。いやー、また行きたい。


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