富岡八幡宮に行ってきた。


先日、このブログで「辰巳八景絵画展」のことを書いている途中で九州の実家から電話があり、
父母が週末に東京に行くのでよろしくー、という内容だったのですが、
東京で行きたい場所はどこかあるかを訪ねてみると、
「山本一力作品の大ファンなので、山本作品によく出てくる深川地域に行ってみたい」
とのことで、何というタイムリーな要望。
ということで、深川地域最大の名所とも言える、富岡八幡宮に父母を連れていきました。


今では東京湾の埋め立てが進んでかなり内陸にある富岡八幡宮ですが、

かつては永代島という砂州の上にあったとされ、この辺りまでが海だったことが伺えます。
ちなみに私も富岡八幡宮が大好きで、我が子の百日参りはここに来ていたりします。
歴史の深い富岡八幡宮には、いろいろとゆかりのものが多くて・・・


例えばこれ。伊能忠敬の銅像です。

日本全国を測量して回ったことで知られる伊能忠敬ですが、実は全国各地に測量旅行に出る前に
必ずこの富岡八幡宮に安全祈願の参拝に来ていたのです。
恐らく当時、この辺りに住んでいたのでしょう。
そのことから、測量や地図関係の業界の人には富岡八幡宮に参拝する人が多いそうです。


そして富岡八幡宮は江戸勧進相撲の発祥の地でもあり、相撲と大きな関わり合いがあります。

その名残の一つが、この横綱力士碑。
明治33年に建てられたというこの横綱力士碑の後ろには、歴代の横綱の名が刻まれています。
手前左には、50連勝を突破した力士を顕彰する超五十連勝力士碑が。
50連勝を超えた力士はこれまで5人しかいないそうで、まだ5人しか刻まれていません。


でも横綱力士碑の裏面は既にいっぱいになってしまったので、

その続きは右隣の新しい石碑に刻まれています。表面には六十六代横綱の若乃花まで。
裏面には最新の横綱、日馬富士までが刻まれています。


大関力士碑もあります。こちらは歴代の大関力士を顕彰するもの。

大関から横綱になったら横綱力士碑に刻まれますから、こちらは大関で現役を引退した力士たち。
魁皇、雅山までが刻まれています。
横には巨人力士身長碑というのがありますね。こんなに高い身長の力士がいたのです。

境内奥にある、お手水石。
他にも力持碑、角乗碑、宮司像など、富岡八幡宮にはいろんな石碑や史蹟があります。
歴史深いのでいろいろと見るものが多く、とても面白い場所だと思います。

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