[中欧篇] クラーゲンフルト(1)ノイアープラッツ/オーストリア


スロベニアのブレッド湖(Bled Jezero)から高速道路E61号線を北上し、北の隣国オーストリアへと向かいます。これはスロベニア最後のサービスエリアで撮ったもの。もう少しでオーストリアです。

いよいよオーストリアに入国です。オーストリアもスロベニアもシェンゲン協定加盟国なので、パスポート審査などはなくそのまま進めます。スロベニアではヴィニエットを購入していたし、もともと車はオーストリアで借りたものなのでオーストリアのヴィニエットもレンタカー会社が購入済みで、高速道路の料金はOK。

ブレッド湖から1時間強、オーストリア南部の都市、クラーゲンフルト・アム・ヴェルターゼー(Klagenfurt am Worthersee)に到着しました。その名の通りヴェルター湖の湖畔にある街で、ケルンテン州の州都となっています。役所前のノイアー広場(Neuer Platz)の地下が駐車場になっており、広場の南側に入口があったので入って停めました。

ノイアー広場の横にある建物。観光案内所が入っているんだそうです。この時間は確かもう夜の9時ごろで、ブレッド湖ではしゃぎすぎたのでついた時にはすっかり暗くなってしまいました。

正面に見える建物が、クラーゲンフルトの市庁舎。ちょっと伝わりにくいですが、ライティングがとても美しいです。

夕食を食べようとホテルから出て歩いていたのですが、周辺の飲食店はもうかなり閉まっていました。この辺りは9時にはもう閉店してるんだなあ…。

ちなみにクラーゲンフルトのあるヴェルター湖は風光明媚な避暑地として知られ、ブラームスもそこで交響曲第2番を作曲したほど、芸術家やクリエイターたちにも愛された場所。その東岸にあるクラーゲンフルトは10万人の人が暮らしていて、オーストリアでは6番目ぐらいに大きな都市です。

街明かりがとても美しくて、ついついあちこち歩いてみたくなります。

なかなか飲食店が見つからないので、諦めようかと思っていたのですが、たまたまお店が見つかったので入ってみたら美人な店員さんから、「ここはお酒しかないバーだから食事はないけど、私が個人的に好きな店はまだこの時間ならやってるわよ!」と貴重な情報を教えてもらえました。

そしてその店に行くと、閉店30分前でお客さんもほとんどいませんでしたが歓迎してくれまして、しかも料理がどれも美味い! もともとビヤホールらしく、ソーセージが名物と書いてあるのですが、閉店に向けて落としていた火を入れてくれて出してくれました。正直、今回の旅の中でこのお店の料理が一番美味しかった気がする。子どもたちもばくばく食べて大満足。

食べ終わった頃には、すっかり夜もふけていました。いつもだったら子どもは寝ている時間ですが、美しい街並みと美味しい料理に興奮していたらしく元気そのもの。でもホテルに戻って早々に寝ました。さあ、明日はオーストリアを走りますよ。


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