[スイス篇] ファドゥーツ（３）ファドゥーツ城

リヒテンシュタイン公国の首都ファドゥーツに一泊したのですが、ホテルでもらった観光イラストマップを見るとファドゥーツ城まで行けるようなので、朝からさっそく行ってみることに。ちなみにファドゥーツ城は西向きの斜面に建っており、朝はずっと背後の山の陰になっているため、今回は写真も全部暗めです。

ファドゥーツ城までは市街地から30分ほどで徒歩で登れるようですが、車で行っても車道がくねくねと続いていました。

わっ、お城のすぐ横まで車で行けるんですね。ただしリヒテンシュタイン公一家が居住中のこのお城の横は一般車の侵入・停車が禁止されているので、もう少し上に登ります。

すると、ほんの150mほど上がったところにフリーパーキングがありました。30台ほどは停められる駐車場で、その端には公衆トイレも設置されています。ここに車を停めれば、ファドゥーツ城までは徒歩で3分ほどです。

ファドーツ城。もう向こうのスイス側はとっくに陽が差している時刻ですが、西向きのここはまだまだ日陰。6歳長男もミラーレスで頑張って撮影しています。

ヨーロッパ100名城の一つに数えられているファドゥーツ城。こんなにも間近で見ることができるんですね。来てよかったー。ちなみに「ヨーロッパ100名城」というのは「日本100名城」を選定した日本城郭団体が何の権限あってか決めたもので、日本では通じてもヨーロッパで通じる内容ではないので注意。

ファドゥーツ城のことを「リヒテンシュタイン城」と呼ぶ人がいますが、リヒテンシュタイン城はドイツに今でもあるお城。リヒテンシュタイン城主だったドイツ貴族がリヒテンシュタイン家でここに移ってきて独立国となったのです。

もう少し下に下りてみる。

まだ朝日が差さないので暗いですが、このカーブからのアングルだとカッコ良くお城が写るのではないかと。南北に長く広がる城もすっきりスタイリッシュになります。

クヴァドレチャ通り（Quadretschaweg）という名のついた山道がファドゥーツ城の前から森の中へと伸びていて、この早朝もジョギングをしている人にけっこう出会ったのですが、ここからの城の眺めはいいですね。スイス側の雪山もいい感じに写ります。

というわけで、ファドゥーツ城の早朝接近を終え、ライン川を西へと渡ってスイスへと再び入国。今度は高速道路13号線に乗ってスイス南東部へと南下していきます。