[スイス篇] シュタイン・アム・ライン(1)旧市街地の市庁舎と修道院


2017年9月下旬、思い立ってスイスに行ってきました。1年に1ヵ国以上は今までに行ったことのない国に行くようにしているのですが、スイスはなぜか今までまだ行ったことがなかったのです。

ということで、スイス旅行の様子を自分の備忘録としてまとめていきます。もしスイス旅行を考えているという方、どこかヨーロッパ旅行を検討中という方に、一つでも参考になる情報になれば幸いです。

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今回は6歳長男との二人旅です。一人旅や家族全員での旅行の経験はありますが、子どもと二人だけというのは今回初めて。当初は一人で行く予定でしたが、「スイスってチョコレートがおいしいんでしょ!?いきたい!!」という6歳長男の熱望に負けて連れて行くことに。

成田空港からスイスエアラインズに乗っていきます。成田空港からチューリッヒ空港までは直行便で約13時間。「直行便があるからいつでも行けるな」と思っていたことが、今までスイスに行きたいと思いつつも後回しになっていた理由。

機内ではチョコレートも出るし、子ども用のお土産もあるし、画面では『トムとジェリー』やレゴなどの番組もあるしで、長男は13時間ずっと退屈せず起きてました。

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チューリッヒ空港に到着!ここからはレンタカーを借りて移動します。レンタカーについての話はまた別項目にまとめたいと思いますが、借りたのは空港横にあるレンタカー会社が集まったセンターです。(追記:今回のレンタカー利用についてはこちらにまとめました。

当初はチューリッヒ空港周辺かチューリッヒ市街地で宿泊する予定でしたが、この日はチューリッヒ市内のホテルがほぼ予約満室で、到着が15時頃だったから郊外に宿泊することにしてチューリッヒ観光は最後の日に後回しすることにしました。とにかくスイスでの旅程はこの時点では全くのノープラン!

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というわけで、車で1時間ほど北上してたどり着いた街が、シュタイン・アム・ライン(Stein am Rhein)という小さな街。ドイツとオーストリアとの国境にある大きなボーデン湖(Bodensee)の西端のライン川へと注ぎ込む入口にある街で、街の名前も「ライン川の石」という意味。なんだか可愛らしい街!

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駐車場は旧市街地の西側にある川岸のパーキングに。下のGoogleMapの到着地を参考に。その目の前に時計台のような建物があり、これがウンター門というらしく、街の西門になっています。

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ウンター門から市街地に入ってみたところ。中世ヨーロッパの街並みにぐるりと囲まれ、絵本の世界のよう。

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スイスは街中にこのような噴水というか水どころが多くて、すごく癒されます。

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シュタイン・アム・ラインは、景観を死守するスイス国内の街に毎年1ヶ所に贈られる「ワッカー賞」で、スタート時の1972年に栄えある第1回の受賞となった地域。

そのためスイス国内でも有名で、チューリッヒから電車で1時間余ということもあってオプショナルツアーも多いんだそうですが、僕がこの街のことは事前に全く知らず、単純に「その辺のホテルが空いてた」というだけで偶然に着いただけなのです…。しかもそれを知ったのは帰国後だったので、もうちょっとじっくり散策しておけばよかったなー。

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街のシンボルである、市庁舎。美しい壁画ばかりの建物の中でもひときわ目立っており、絵本作家として知られるスイスの画家、アロイス・カリジェによって描かれたフレスコ画が有名です。…とかいう話も後で知りました。でもこうして写真には撮ってたんだよなー。

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街から北の高台に見える建物は、ホーエンクリンゲン城。暗くなると美しくライトアップもされます。お城好きな私は明日の早朝に見に行こうとしたのですが、後でこの城は現在レストランになっていると知りました。夜に食事に行ってみればよかった!

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市庁舎の横を抜けると、ザンクト・ゲオルゲン修道院。寂しい漁村だったこの地にこの修道院が建てられたことで、シュタイン・アム・ラインは今のように発展を始めたそうで、この修道院も観光名所の一つになっています。まあそれも後で知ったんだけど。

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ライン川のほとり。この日の出発前の東京はすごく蒸し暑く、それなりに秋物の寒くない格好で行ったつもりが、この日の夕方は雨でものすごく冷え込み、念のため持ってきた冬服や手袋などが思いっきり役立ちました。やっぱりスイス、秋の夜は寒い!

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ということで、この街のレストランで夕食。家族旅行で外国に行くと小さな子どもの食事に苦労する家族が多いですが、ヨーロッパは大抵フライドポテトがあるので何とかなります。シュニッツェルを注文したところ、6歳長男はバックバクに食べてくれました。

そんなわけで、この日は夕刻のチューリッヒ到着からシュタイン・アム・ライン近郊のホテルで宿泊。とにかくスイスの全日程、帰りの飛行機以外は全くのノープラン。気ままに旅をしていきます。


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