トップアスリート育成から生まれた知恵、『餃子ダイエット』


本日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、渡久地聡美氏の著作『餃子ダイエット』。ダイエットの必要性や興味で読んだわけではなく、東京餃子部でお店に行ったり自分で餃子を作ったりと餃子が好きだから餃子関連の本を揃えてみた中の一冊。

ただ、よくある単純に太った人が細くなるためのダイエット本とは違って、わざわざ取り上げたくなったのは、プロボクサーが過酷な減量を耐え抜いて勝負に挑むための体づくりをするための食事管理から生まれたもの。著者の渡久地聡美氏はピューマ渡久地ボクシングジムの会長で、実際にこのメニューを所属プロボクサーにやらせたところ、ダウンが100%無くなったほどなんだとか。そういう強い体づくりが基礎にあるダイエット方法です。

しかも、プロボクサーは食べない減量だとエネルギーを燃やす栄養も足りず、空腹から来る精神バランスの崩れやリバウンドで負けにつながりますが、餃子ダイエットはむしろ「食べないなんていうことをやめる。必要なものは必要な分だけ最良のタイミングで食べる。その最適な料理がたまたま餃子だった」というもの。餃子が嫌いな人はあまりいないから、「しっかり食べる」というダイエット法はなかなかいいなと思った次第。


『餃子ダイエット』(渡久地聡美氏著/幻冬舎)


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