世界中の老若男女に愛されるデザイン、『数独はなぜ世界でヒットしたか』


本日の『ビジネス発想源』で取り上げた本は、世界中でブームを起こしているパズル「数独(Sudoku)」の生みの親である株式会社ニコリの鍛治真起社長の著作『数独はなぜ世界でヒットしたか』。

「数独」はナンバープレイスという従来のパズルをニコリ流にアレンジしたパズルで、1桁の数字(=シングル)しか用いないことから鍛治社長が「数字は独身に限る」と名付け、それを略したもの。日本生まれの「数独」が世界に広まったきっかけは一人のニュージーランド人の熱意であり、やがて真紀社長が日本人で初めてニューヨークタイムズ紙の経済面トップを飾るほどのムーブメントが起こっていく様子が細かく紹介されています。イギリス、アメリカ、中国、スウェーデン、トルコなどなど、国ごとに商慣習やパズルへの意識が全く異なることも書かれており、とても勉強になります。

「数独」はクロスワードのように言語もいらないしどの国のどの世代の人も楽しめる、いわばユニバーサルデザインの商品。このような商品を生み出せる会社は強いですねー。


『数独はなぜ世界でヒットしたか』(鍛治真起氏著/メディアファクトリー)


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