清澄庭園に行ってきた。



何となく、東京都江東区にある清澄庭園にふらりと行ってきました。

江東区のこの辺りは住宅が建ち並ぶ中に隅田川と運河が縦横に貫く下町ですが、
清澄庭園はその中にポツンとある庭園で、以前から気になっていました。
というわけで、我が子と一緒に行ってみることにしました。
この下町のど真ん中に、こんな庭園があったとは。。。


中は、外を通っていた以上に広い!

清澄庭園は三菱創業者である岩崎弥太郎が築き上げた回遊式庭園で、
東京都指定名勝にも指定されています。
ちなみにあちこちに置かれた石は、造園的にも名石とも言うべきものばかりなんだとか。
海運業で名を馳せた岩崎家が、全国各地から集めてきたんだそうです。


見所の一つである、磯渡り。

飛び石の上を歩いて行くのですが、ここまで大きな石で作っている飛び石って
日本中の庭園でもあまり見かけない気がします。


池に突き出た、数寄屋造りの涼亭が見えます。

国賓として来日したイギリスのキッチナー元帥を迎えるために岩崎家が建てたもので、
現在は東京都選定歴史的建造物に選定されている、意義深い建築物です。


外国人観光客も結構来ていて、この2人は石の仏像に見入って写真を撮ったりしていました。

それにしても、東京都民でも知っている人がそれほど多くないこういう場所を、
外国人観光客はどうやって知るんだろう。
日本人が外国に行った時には似たような観光スポットばかりしか行かないのに。


池の中には鯉やカメなどがむちゃくちゃたくさんいます。

飛び石にたくさんカメが上がってきて、簡単に触ることができます。
子どもも興味津々で触っていました。


左に見えるのが涼亭。中央に見えるのは公園の外にある高校なんだそうです。

右側に見える建物は、庭園入口近くにある大正記念館。
大正天皇の葬儀に用いられた葬場殿を移築してきたんだそうです。
戦火で焼失した後は、貞明皇后(大正天皇の皇后)の葬場殿の建材を使って再建した建物なんだとか。
清澄庭園は地下鉄大江戸線・半蔵門線の清澄白河駅を降りてすぐの場所にあります。
ちなみにこの場所、元禄時代には豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷があったそうです。
これだけ大きくて本格的な日本庭園は、確かに外国人観光客にも喜ばれそうですねー。

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