東京都八王子市にある八王子城跡に行ってきました。東京都内では日本百名城に選出されているのは江戸城とこの八王子城のみで、日本五大山岳城の一つであると主張する専門家がいるほど、お城愛好家にはとても注目度の高いお城です。
都心からだと高速道路で行けば1時間半ほどで着きますし、麓には駐車場もあるので、車で行きやすいお城です。ただ山岳城ですから、駐車場から本丸までは30分ぐらい歩きます。山道を通って行きますので、山登りに適した靴で行くのが賢明です。
八王子城は山全体が要塞化しているので、いろいろな登り方があります。詳しいルートマップもないので最初は戸惑いますが、だいたいどの道を通っても上に着くようです。私はこのあしだ曲輪を通る道を登っていきました。
観音堂があり、鳥居が。ここから本格的な登山道のスタートです。
ちなみに、八王子城は戦国大名・北条氏の本拠地である小田原城を守る支城として、北条氏康の三男・北条氏照が築城した城です。豊臣秀吉が小田原征伐の際、上杉景勝や前田利家などにこの八王子城を攻めさせ、城主の北条氏照が小田原城に籠城中で不在のまま激戦の末に落城しました。
金子丸跡。金子三郎左衛門家重という人物が守っていたからその名があるのだとか。東からの尾根伝いの侵攻を守る場所なのでしょう。いくつかベンチが設置されています。
さらに登って、柵門跡。本丸への尾根上の道に作られた平坦地。敵の侵入を阻む柵があったのでしょうか。今はこのようにいくつかベンチが設置されています。
本丸近くになると、視界が開けてきました。武蔵国を一望できる絶景です。ここから本丸まで、あと2分ほど。
深沢山山頂部分に到着。階段を登ったところにある社殿は、八王子神社です。
八王子神社が最頂部かと思いきや、実はもう少し上がありました。さらに急な山道になり、頑張って登ってきた4歳長男が逆に勢いづきました。山頂までもう少し。
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