[京都篇] 仁和寺に行ってきた。


世界遺産「古都京都の文化財」の一つ、真言宗大内山、仁和寺に行ってきました。

京福電鉄嵐山線の御室仁和寺駅。ここから徒歩2分ほど。
ちなみに御室というのは、開基者である宇多天皇が出家後に住んだことから、
仁和寺が「御室御所」と呼ばれたことにちなみます。
システム機器メーカーのオムロンの名も、創業地が御室だったからというのは有名な話。

仁和寺の入口は、左右に阿吽の仁王像が睨む二王門。
高さが18m以上もある大きなもんで、重要文化財に指定されています。


二王門から中門へ向かう砂利の参道。

それにしても、何でこんなに若い女性の参拝客が多いんだ?
金閣寺や銀閣寺などは年配の集団観光客が多かったのですが、
この仁和寺や龍安寺、知恩院などはとにかく若い女性の観光客の姿が多かったです。
女性誌に名刹ブームでも来ているのかな?


仁和寺の本尊、阿弥陀三尊を安置している本殿である金堂。

もともとは慶長年間に建立された旧皇居の正殿・紫宸殿を寛永年間に移築したもので、
その遺構の貴重な価値から国宝に指定されています。
その左には鐘楼、右には経蔵といった重要文化財もあります。


金堂から振り返って中門方面へ参道を見た様子。


仁和寺のシンボル的な存在として有名な、重要文化財の五重塔。

寛永21年(1644年)建立のもので、総高は36mなんだとか。
大きくて全容を写真に収めるのが大変です。

仁和寺観光というと、春が有名。
というのも、この御室桜が満開になるからです。
国の名勝にも指定され、日本さくら名所100選にも選定されています。
江戸時代の儒学者貝原益軒が「洛中洛外にて第一とす、吉野の山桜に対すべし」と
著作の中で絶賛しているほど、昔からその美しさが愛でられてきました。
まあ、夏の今は全然イメージ湧かないですけども。

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