[鹿児島篇] 天文館、照国通りへ



鹿児島市鍛治屋町一帯の偉人誕生地を見た後は、平成18年にオープンした維新ふるさと館へ。

1階は維新の英傑たちを説明する資料が並び、地下には人形を使ったドラマが上映されるホールが。
これらの資料がなかなか見応えがあるのに入場料は300円とかなりオトクな感じ。
大河ドラマで『篤姫』が放送されてからは、薩摩人として篤姫にもスポットが当たるようになり、
写真のように篤姫の居室が再現されています。
ちなみに着物は大河ドラマの中で実際に宮崎あおいさんが着てたものだとか。


甲突川と電車通りが交わる緑地に、大久保利通の像が建っています。

大久保利通誕生地からすぐのところです。


そして、鹿児島市随一の繁華街である天文館へ。

鹿児島のスイーツと言えば何といっても「白くま」。
かつては『探偵!ナイトスクープ』で「鹿児島県民は白熊を食べるらしい」という依頼を調査してたほど
全国的に知られていなかった白くま、今ではすっかり有名になりました。
その発祥の店であり今でもぶっちぎりの人気である「むじゃき」で食べました。大好物です。
ちなみに最近、むじゃきでは「南海の黒熊」という、いわゆる黒い白くまも人気だということで
注文して観ましたよ。黒糖の黒蜜がかかったもので、なかなか美味しいけど、
やっぱりメインの白くまが一番美味しかったかな…。

鹿児島に住んでいた頃から、天文館に行くたびに寄ってしまう彦一だんご。
みたらし団子が美味しくて、必ず買って食べ歩いてしまいます。
ちなみに彦一だんごは、ジャンボあくまきなどを作っている大隅半島の津曲食品によるブランド。
「彦一だーんごっ、テンテテン」というCMソングは今でも耳に残ってます。


私が実はこっそり大好きなオブジェが、鹿児島県立博物館前の照国通り沿いにあるこれ。

この三角錐のようなモニュメント、何だか分かりますか?
これは、国道3号線、国道10号線、国道225号線のT字分岐を表わしている碑です。
後方の地図が示すように、ここから右の3号線を行けば熊本・博多経由で北九州市へ、
左の10号線を行けば宮崎・大分経由で北九州市へ、
そして直進の225号線を行けば薩摩半島南部の枕崎市へ行ける、ということを表わしています。
右の3号線と左の10号線、どちらに行っても我が故郷北九州に帰ることができる、というロマンを感じる
本当に大好きなモニュメントですが、これまでだーれも賛同してくれたことはありません。

そのT字モニュメントの前にあるのが、照国神社。
薩摩藩第11代藩主の島津斉彬公を祀っており、斉彬公の銅像もこのように建っています。
島津斉彬と言えば『翔ぶが如く』で加山雄三が演じたのが印象的なのですが、
この像は大正年間に建てられたにもかかわらず、顔が加山雄三のようなのです。不思議。
ちなみに『翔ぶが如く』で島津斉彬の弟・島津久光を演じた高橋英樹は、
同じく大河『篤姫』では島津斉彬役に昇格していましたね。


そして、鹿児島に行ったら必ずと言っていいほど寄るのが、和菓子屋の明石屋。

鹿児島の銘菓と言えばかるかんが有名ですが、かるかんで最も美味しいのはダントツで明石屋。
値段も他社より高いですが、その味は他の追随を許しません。圧倒的にうまい。
個人的には中山店を利用することが多かったですが、天文館に行った時にはこの本店に行きます。
ちなみに、あんこが入っているものはかるかんではなく「かるかん饅頭」です。
私が好きなのはかるかん饅頭よりも断然、かるかん。
今でも東京で定期的に鹿児島県のアンテナショップに買いに行っているほど大好きです。

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