「儲かる」という字は「信者」ではないよ


先日の『ビジネス発想源』で取り上げた内容ですが、

以前にこのブログで書いた

「叶う」という字と「吐く」という字

の記事が、なぜかとってもアクセス数を集めています。
「叶う」という字は「口にプラス」、「吐く」という字は「口にプラスとマイナス」
という話はおかしいから、こういう話をする人は信用ならない、
という内容です。
なぜアクセス数が多いのか分からないんですけど、検索してくる人が多いんですよね…。
で、もう一つ「この話をする人は信用ならない」という漢字の話題が、
「儲かる」という字は「信+者」だから、信者を増やすことが儲けにつながるのです!
「儲ける」という字は「信+者」だから、このノウハウを信じる者ほど儲けるのです!
という話です。
もうこの話になると、確実に胡散臭いというか、
その人がそれを本気で信じて話しているとしたら、本当に頭は大丈夫かと心配になります。
「儲かる」の「儲」という字は、「信+者」ではなくて、
常識的に考えて「人(にんべん)+諸」です。
「諸」という字は、ここでは「たくさん蓄えている」という意味の字です。
その中に「者」という字が入っていますが、
これは「煮る」や「暑い」など熱に関係する字に入っていることから分かるように、
実は焚き木のことを表わしていて、焚き木の備蓄のことを指しています。
「言」は「多い」という意味で使われて、「諸」は「たくさんの焚き木の備蓄」のこと。
だから「儲」という字は、「よく蓄えている人」という意味になります。
実際、「儲」の字を「儲け」の意味で使っているのは日本だけで、
中国では「儲蓄」と書いて貯蓄のことを表わし、結局蓄えのことを指しています。
中国や韓国には「儲蓄銀行」という名の銀行もありますから。
ですから、「信者を増やすから、儲かるという字になるのです!」というよりも、
「しっかり蓄えなさい、と儲かるという字は言っています」というほうが、
スジは通っています。
「信者を増やせば儲かるのです!」という論理の人もめちゃくちゃですが、
それを「なるほどー!」と感動している人もどうかと思いますけど、まあ勝手にどうぞ。

コメント

  1. 匿名 より:

    きみは商売したことあるのかね?信者を作ってこそ儲かるのはビジネスの根幹、誰もそれを言うと離れるから言わないだけよ。

  2. 匿名 より:

    真面目に答えると、語源は仰る通りかも知れませんが、信者は儲かるとすれば社会風刺的な意味合いになるので使っているだけ。

  3. 匿名 より:

    真面目に答えると、語源は仰る通りかも知れませんが、信者は儲かるとした方が風刺が入っているので自慢気に話すのだと思います。
    人の為は偽りと感覚は似ているのでは?

  4. 匿名 より:

    蓄えるとエネルギーが止まるから腐るよ。

  5. 某学者 より:

    もう少し勉強なさい。
    人が多ければ沢山有るのが儲です。
    信者多くお金多いのは間違いでは無いですよ

  6. ちょん。 より:

    勝手にどうぞとか語っといてやめた方がいいですよ。

  7. 匿名 より:

    笑い話にマジレスすんなよなぁ ダセェなぁ
    普通は一頻り笑った後、本当はどうなんだろうと調べるだろ

  8. 匿名 より:

    あのさぁ
    この人は成り立ち的な漢字の議論をしてるわけでしょ?
    別にビジネスとかこういう考え自体にケチをつけてるわけではない
    あんたらの持論と漢字の議論は全く別モンだよ
    こんくらい理解できないってやべえよ。ネットリテラシー。

  9. 匿名 より:

    そもそも信者と儲かるの下りは皮肉として生まれた言葉。
    それを理解出来てないこの記事主やお前さんのネットリテラシーの方が相当ヤバいよ。
    君、ちゃんと人間関係出来てる?