何百人の職人の上に立つために必要な心、『帝国ホテルの料理の流儀』


今日の『ビジネス発想源』の本文で紹介した本は、
帝国ホテルの総料理長・田中健一郎シェフの著作、『帝国ホテルの料理の流儀』です。
帝国ホテルというと、昔から日本を代表するトップクラスのラグジュアリースペース。
そこには日本の料理界を牽引するといってもいいレストランが何店舗も入っていて、
また数々の一流の結婚式やイベントが開催される場でもあります。
そんな料理サービスの全てを統括する帝国ホテルの総料理長という座に着くまで、
田中健一郎氏がどのような部署でどんなことを学んだか、
ヨーロッパでの修行でどのようなことを得たかが細かく書かれており、
また伝説の先々代総料理長・村上信夫ムッシュの至極の名言も記されています。
400人もの料理人を束ね、一流のサービスと共に一流の料理を生み出す将料理長に
必要な素質は何なのかということが、よく分かる一冊です。


『帝国ホテルの料理の流儀』 (田中健一郎氏著/青春出版社)


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