都内の隠れた楽園、『夢の島熱帯植物館』に行ってみた。



江東区新木場というと、JR京葉線、地下鉄有楽町線、りんかい線が乗り入れる交通の要衝でありながら

駅周辺には食べるところすらろくにないという陸の孤島的なイメージがあるのですが、
そんな新木場の数少ない目玉施設、「夢の島熱帯植物館」に行ってきました。

大温室には、熱帯気候の中で繁る植物の数々が育てられています。
ちなみに夢の島というとゴミの最終処分場として作られた埋立地として知られていますが、
この熱帯植物館の温室は、隣りにある新江東清掃工場の焼却熱を利用しているんだそうです。
珍しい食虫植物を展示している温室もあります。


園内はうねうねと徒歩コースがあり、植物には丁寧な説明書きがつけられていて子どもも楽しめます。

滝があって、その中もコースになっていたりと、なかなか楽しいです。
ただ、熱帯を再現しているからとにかく暑いので、冬服で行っている方は注意が必要です。
汗だくになりますよ。


館内には喫茶室があって、食事ができたりするのですが、

そこで販売されている、ドリアンのアイスクリームとココナッツのアイスクリーム。
中でもドリアンのアイスは特に人気商品なんだそうですよ。
実際、一口目はあの臭いにウッと来るんですが、慣れてくると異様な濃厚さで美味しかったです。


夢の島公園の中には花壇や花畑などがあり、春真っ只中の今は花が咲き乱れています。

ここの花壇にはチューリップがたくさん咲いていますし、
花畑には菜の花がびっしりと咲き乱れていました。ちょうどいい季節ですねー。


夢の島公園の中には「第五福竜丸展示館」もあります。

1954年にビキニ環礁の水爆実験に巻き込まれて被曝したことで知られる第五福竜丸ですが、
なぜ夢の島に保存展示されているかというと、老朽化した際に夢の島に捨てられていたから。
原爆投下に続いて水爆実験という原子力災害に相次いで見舞われた日本ですが、
原発事故に揺れる今、また新たに20世紀という時代を考えさせられる施設でもあります。

コメント