一条寺烈が再び大暴れ、『宇宙刑事ギャバン THE NOVEL』


宇宙刑事シリーズ30周年ということで、映画館で蘇った『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』、漫画で蘇った『宇宙刑事ギャバン THE COMIC』など、今年はいろんなメディアでギャバンが復活するギャバンイヤーです。
そしてギャバンの活躍が語られるもう一つのストーリー、それが朝日新聞出版から発売された小説『宇宙刑事ギャバン THE NOVEL』です。
これは新世代の十文字撃へのバトンタッチが描かれた『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』の前に繰り広げられた初代ギャバン・一条寺烈の活躍を描いています。
宇宙海賊との共闘や新世代の若者の存在も触れられており、またミミーだけでなく映画版で活躍するコム長官の姪・シェリーも重要な登場人物として登場。また「光装!」の掛け声で変身する女性宇宙刑事ジュリアとか出てきますよ。
怒濤の展開に、ドキドキしながら一気に読み進めてしまいました。
小説版の作者は、『THE MOVIE』『THE COMIC』の脚本を手がけた脚本家の小林雄次さん。ギャバンイヤーはこの方無しでは語れないですね…。
作中の時系列でいうと『THE NOVEL』→『THE MOVIE』の順になっていますが、小説の中の奇塊城やドン・ホラーの描写が映画版よりも壮大な迫力なので、『THE NOVEL』を映画版よりも後に読む読み方がいいのではないかと。


『宇宙刑事ギャバン THE NOVEL』(小林雄次氏著/朝日新聞出版)


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