仁義なき鉄屑業界の戦い『鉄屑ロマン』


本日の『ビジネス発想源』で取り上げたのは『鉄屑ロマン』という本です。米国住友商事で鉄屑市場にその名を馳せ、ヒューゴ・ニュー社に代表取締役副社長として引き抜かれた後は同社を西海岸最大の鉄屑会社へと成長させた増井重紀氏の著作。さらに増井氏は扶和メタルUSA社を立ち上げて、今度は自らが成長させた大企業へと挑戦しています。その起爆剤となる「コンテナ流通革命」には、21世紀型のビジネスのヒントが満載です。
ロサンゼルスの鉄屑市場における「十年戦争」の記録は凄まじく、読んでいて手に汗握るほどでした。海外の市場を駆け抜ける日本人の存在に、とても気が引き締まります。いやあ、すごい本です。


『鉄屑ロマン』(増井重紀氏著/世界文化社)


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