『ルパン三世 GREEN vs RED』


2年ほど前に話題になっていたOVAルパン三世 GREEN vs REDを観ました。40周年記念ということで緑ジャケットの旧ルパンと赤ジャケットの新ルパンが対決する…とコンセプトを聞くと面白そうなのですが、観てみたら結局何だかよく分かりませんでした。

「ルパン三世は実は特定の一人ではなく、一番ヤル気があって一番面白い奴がルパンになれるからやってみたら。犯罪者だけどね。じゃあ今日からラーメン屋のヤスオ(ラーメンズ片桐仁)がルパン三世ってことで」という話らしく、何だその投げ方。これまでの全作品の声優交代や作画の違いなどを証明したつもりが全否定になってる感じで、実際あまり評価が高くないみたいですね…。「こんな解釈もあってもいいよね」という作り方って危険だなあ。


ルパン三世 GREEN vs RED

『ルパン三世』は昔からすごく好きです。で、ルパンファンって『カリオストロの城』がルパン三世の最高傑作だと評する人がほとんどですが(『GREEN vs RED』の中でもそれを表わしている台詞があります)、個人的には『カリオストロ』は当時から大して面白いと思わなかったりします。実在の世界遺産や美術品などに荒唐無稽なルパンたちがどう絡むかを見るのが好きなので、架空の国家が舞台だったりすると何だかつまんないんですよね…。それだったらルパン三世でやる必要ないというか。何が「盗んだのは心です」だよ、ルパン三世じゃないよそんな奴!と思ったのって自分だけなのかなあ…。


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