サッカー&老後問題、『オトン、サッカー場へ行こう!』


今年6月に開催した「発想源ゼミナール・地域PRゼミ」にご登壇頂いた北九州市シティプロモーション首都圏本部の小河係長から今日、面白い本があるとご紹介頂いたのがオトン、サッカー場へ行こう!(吉崎エイジーニョ氏著/新潮社)という本。ちょっと読み始めると、あまりの面白さに一気に全部読んでしまいました。

著者であるスポーツライターの吉崎氏が、定年退職を迎えて地元の北九州市の自宅に引きこもりがちなオトン(父親)を、J2リーグ昇格を目指す地元のサッカーチーム「ニューウェーブ北九州」の試合に連れて行って外の世界に触れさせてあげよう、という「週刊サッカーマガジン」の連載を書籍化したものです。「サッカーは老後問題を解決できるか!?」という壮大なテーマの帯。

最初は試合場の弁当にしか興味を持たなかったオトンが、吉崎氏と一緒にゲーフラ(ゲートフラッグ)を作り始めたあたりから変わり始め、いつしか若いサポーターの父親的な存在になるほど熱狂サポーターに豹変していくという物語です。最初はギクシャクしていた親子関係が次第に打ち解けあい、あまりの豹変ぶりに逆についていけなくなる、というオトンの変化がかなりおかしかったです。


『オトン、サッカー場へ行こう!』(吉崎エイジーニョ氏著/新潮社)

ちなみに「ニューウェーブ北九州」はついにJ2昇格を果たし、来年より「ギラヴァンツ北九州」と名が変わります。北九州市は私の生まれ故郷でもあります。地元にJ2チームができるなんて、夢のようです。


コメント